7月, 2018年
歯磨きした時に歯肉から血が出るのはなぜですか? [2018年07月15日]
大田区池上西馬込駅最寄りの歯医者さん、ヨシダ歯科です。 これは歯磨きによって歯肉から出血したためで、その出血を単なる偶然と考えていけません。 そもそも、なぜ歯周病になると歯肉から出血するのでしょうか。 歯周病になると原因菌を駆除しようと身体の防御機能が反応し、患部に白血球を集めます。 歯肉から出血するようになると、歯磨きをすることに抵抗を感じる人もいます。 このため、例え歯肉から出血することがあっても歯磨きは続けてください。 歯肉からの出血の原因として最も可能性が高いのは歯周病ですが、 しかし起こる症状はそれだけではありません。 歯肉から出血した場合、対処として確実に必要なのが歯科医院に行くことです。 歯肉からの出血の原因の大半は歯周病ですが、あくまでそれは可能性が高いという話です。 歯肉からの出血の原因として、歯周病以外に考えられることは次のとおりです。 強くゴシゴシと磨きすぎると、歯にダメージを与えるだけでなく歯肉も傷ついて出血します。 女性は妊娠や更年期障害などによってホルモンバランスに変化が起こると、歯肉から出血しやすくなります。 糖尿病や白血病や心臓病の場合、歯肉から出血する兆候が見られると言われています。 喫煙すると毛細血管が収縮され、血流が悪くなって歯肉が腫れやすくなります。 噛み合わせが悪いと噛んだ時に歯に強く負担が掛かってしまい、 いかがでしたか? 1. 歯周病になると歯肉から出血する理由 :患部に血液が集合し、なおかつ炎症を起こして歯肉が腫れるため これら5つのことから、歯磨きした時に歯肉から出血する原因について分かります。
今回のテーマは「歯磨きした時に歯肉から出血する原因」です。
歯磨きした時、歯ブラシを見ると血がついていた経験がある人もいると思います。
確かに歯ブラシが歯肉を傷つけてしまっただけの可能性もありますが、
歯肉から出血した場合、その90%以上が歯周病によるものだと言われているのです。歯周病になると歯肉から出血する理由
歯肉には多数の毛細血管が通っており、歯肉が傷つくことで出血します。
とは言え、健康な状態なら歯磨きをしたくらいで頻繁に出血することはありません。
つまり血液が集合するわけです。さらに歯周病によって歯肉が炎症を起こしているため、
歯肉が腫れあがって少しの刺激…例えば歯磨きなどで出血してしまうのです。歯肉から出血する場合の歯磨き
出血するくらいなら歯磨きをしない方が良いのではないか?…確かに、そう考えてしまう気持ちは分かります。
しかし、歯周病を治すための基本は口の中を清潔にすることですから、歯磨きを欠かしてはいけません。
ただし、歯肉からの出血には気を配る必要があるため、「ブラシの部分が柔らかい歯ブラシを使用する」、
「歯周病用の歯磨き粉を使用する」などの工夫をするようにしましょう。歯周病の症状
そもそも歯周病になるとどんな症状が起こるのでしょうか。
歯周病になると歯肉が炎症を起こし、歯肉からの出血はそれが関係しています。
歯周病が進行すると、今度は歯を支えている歯槽骨が溶かされてしまうのです。
そうなると歯は支えを失ってしまい、グラつくようにやがては完全に抜け落ちてしまいます。歯肉から出血した場合の対処
これには2つの理由があり、1つはもちろん歯周病を治療しなければならないからです。
そしてもう1つの理由は、歯肉からの出血の原因を特定するためです。
歯科医が診察しなければ正確な原因が特定できないですし、
仮に歯周病以外に原因があった場合、それに合った対処をしなければなりません。歯周病以外に考えられる歯肉からの出血の原因
歯磨きの仕方が悪い
歯科医院の定期検診や予防歯科を受け、正しい歯磨きの仕方の指導を受けてください。ホルモンバランスの変化
これは歯肉への血流が増加するためで、さらにこうした時期は歯周病になるリスクも高まります。病気
可能性はそれほど高くないものの、心配な場合は病院での検査をおすすめします。喫煙
この状態になると歯肉から出血しやすくなりますし、喫煙自体が歯周病になるリスクも高めます。噛み合わせが悪い
歯を支える歯肉にも同様の負担が掛かります。そうなると、歯肉が炎症を起こして出血しやすくなります。まとめ
最後に、歯磨きした時に歯肉から出血する原因についてまとめます。
2. 歯肉から出血する場合の歯磨き :歯磨きは必要だが、柔らかい歯ブラシを使用するなどの工夫が必要
3. 歯周病の症状 :進行すると歯を支える歯槽骨が溶かされ、最終的に歯が抜け落ちてしまう
4. 歯肉から出血した場合の対処 :正確な原因を知るためにも、必ず歯科医院に行く
5. 歯周病以外に考えられる歯肉からの出血の原因 :歯磨きの仕方が悪い、ホルモンバランスの変化など
原因として最も可能性が高いのは歯周病ですが、それ以外のことが原因の可能性もあります。
このため、原因を特定するためにもすぐ歯科医院に行くべきですし、
想定どおり原因が歯周病だとしてもやはり歯科医院での治療が必要です。