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ずっと虫歯を放置していますが、これは放っておいたらダメ? [2018年02月02日]

大田区池上西馬込駅最寄りの歯医者さん、ヨシダ歯科です。
今回のテーマは「虫歯を放置するとどうなるか」です。
虫歯の治療は大人でも嫌に思うもの…だから虫歯を自覚しても放置してしまう人がいます。

確かに、仕事をしつつ歯科医院に何度も通うのはスケジュール的に難しいかもしれませんが、
だからと言って虫歯を放置しては絶対にいけません。
ここでお伝えするのは、虫歯を放置することでどんな問題が起こるのかについてです。

虫歯は自然には治らない

まず知っておかなければならないのは、虫歯は自然には治らないということです。
正確に言えば、本当に虫歯になりたての完全な初期段階であればケア次第で治すことが可能ですが、
一度でも進行してしまった虫歯は歯科医院で治療しない限り治りません。

例えば風邪による発熱なら自然に治るため、微熱程度なら病院に行かない人も多いでしょう。
しかし虫歯は自然に治らない以上、治療しなければ何年も何十年も虫歯の状態が続くのです。
そうなると単に虫歯の原因菌が残っているだけでなく、口の中や身体に様々な問題が起こります。

虫歯の放置によって起こる問題

虫歯を放置することで、以下のような問題が起こります。

2-1. 痛みが増す
虫歯の痛みは一定ではなく、進行することで酷くなります。
最初に虫歯で痛みを感じるのは、虫歯が象牙質まで進行した時ですが、
この状態で放置すれば虫歯はさらに進行し、神経まで虫歯が進行した場合は常に激痛を感じるようになります。

2-2. 歯の神経が死ぬ
虫歯が歯の神経まで進行すると、やがて神経は死んでしまいます。
一度失った神経は治療しても取り戻すことはできないですし、
神経を失った歯は見た目も変色し、栄養が行き届きにくくなることで本来の歯よりも脆くなります。

2-3. 歯を失う
歯を失う要因としては歯周病が最も多いですが、虫歯でも歯を失います。
虫歯を放置して末期段階まで進行すれば、その時点で歯は原型を留めていないほどボロボロになっており、
治療したとしても被せ物すら立てられなくなっているため抜歯するしかありません。

2-4. 脳梗塞や心筋梗塞を招く
例え歯を失っても虫歯の原因菌は生き続けており、最終的には血液の中にまで入り込んできます。
そうなると虫歯菌は血管を通って全身にまわり、脳にまわることで脳梗塞、
心臓にまわることで心筋梗塞を起こす可能性があります。これについては死亡例まで存在します。

虫歯治療や通院が嫌で虫歯を放置する人へ

虫歯治療が怖い、何度も通院するのが面倒…虫歯を放置する人の理由は大抵このどちらかですが、
治療の怖さや通院の手間を感じるのであれば、虫歯の放置はむしろ逆効果です。
虫歯治療の一般的な治療内容としては「歯を削って詰め物を入れる」をイメージするでしょう。

しかし実際の治療内容は虫歯の進行度によって異なります。
イメージどおりの治療内容ですむのは、虫歯が象牙質まで進行した状態までになります。
神経まで進行すれば神経の除去を兼ねた根管治療、さらに酷くなれば抜歯が必要です。

また、歯を削るにしても虫歯が進行するほど削る範囲は広くなってしまうのです。
つまり、虫歯を放置すればするほどより辛い治療をしなければならないですし、
そうなると通院の期間も長くなり、より手間を感じるようになってしまうのです。

逆に虫歯を早期発見すれば治療内容も簡単なものですみ、治療も短期間で終わります。
例えば初期段階の虫歯であれば、状態次第では削らずに治せることもありますし、
削ったとしても歯の表面のみですむため、治療で痛みを感じることもありません。

虫歯予防に必要な3つのこと

放置すると怖い虫歯は徹底予防する必要があります。
さて、虫歯の予防方法と言えば歯磨きを想像するでしょうが、それだけでは不充分です。
虫歯を予防するため、歯磨きを含めた以下の3つのことを実践しましょう。

精密な歯磨き
ただ磨くだけでは意味がなく、精度の高い歯磨きが必要です。
通常のブラッシングに加えてデンタルフロスも使用し、プラークを効率よく除去しましょう。
歯磨きにおいて大切なのは頻度ではなく精度です。

定期検診
歯科医院の定期検診では口の中のクリーニングを行えるため、プラークや歯石を綺麗に除去できます。
さらにブラッシング指導を受けることで歯磨きの技術を高めることができますし、
定期検診を受けていれば本来なら気付かないほどの初期の虫歯も発見して早期治療ができます。

生活習慣の改善
虫歯は細菌による感染症ですから、身体の免疫力が低下すると虫歯になるリスクが高まります。
このため、生活習慣を改善して身体の免疫力低下の要因となる疲労やストレスの解消に努めましょう。
また糖の摂取や間食を控えるなど、食生活の改善も効果的です。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、虫歯を放置するとどうなるかについてまとめます。

1. 虫歯は自然には治らない :一度でも進行した虫歯は治療しない限り治ることはない
2. 虫歯の放置によって起こる問題 :痛みが増す、歯の神経が死ぬ、歯を失う、脳梗塞や心筋梗塞を招く
3. 虫歯治療や通院が嫌で虫歯を放置する人へ :放置すれば治療内容がより辛いものになり期間も長引く
4. 虫歯予防に必要な3つのこと :精密な歯磨き、歯科医院の定期検診、生活習慣の改善

これら4つのことから、虫歯を放置するとどうなるかが分かります。
虫歯を放置すれば、歯を失うだけでなく思わぬ大きな病気を招くこともあります。
また、虫歯が酷く進行してしまえば治療期間も長くなってしまいます。
つまり、虫歯を放置することには一切のメリットがないのです。

歯を失う原因の1位は、虫歯ではなく歯周病なのですか? [2018年01月05日]

大田区池上西馬込駅最寄りの歯医者さん、ヨシダ歯科です。
今回のテーマは「歯を失う原因のトップは歯周病」です。
高齢になると歯を失う人が増えてきますが、その原因は口の中の病気によるものです。

さて、口の中の病気と聞くと虫歯をイメージするでしょうが、歯を失う原因の1位…それは歯周病です。
確かに虫歯は一般的な病気ですし、治療しなければいずれ歯を失うことになるでしょう。
しかし、日本人が歯を失う原因として最も多いのは虫歯ではなく歯周病なのです。

その理由を考えていくと、私達にとって歯周病がいかに深刻な問題になっているのかが分かります。

なぜ歯周病になると歯が抜けるのか

そもそも歯周病になるとなぜ歯が抜けるのでしょうか。
歯周病は歯肉の病気であり、初期段階では炎症を起こした歯肉が腫れたり変色したりします。
また、食事や歯磨き時のささいな刺激によって歯肉から出血が起こりやすくなります。

このように、初期段階では歯肉のみに症状が起こりますが、
中期段階まで進行すると歯周病によって歯槽骨と呼ばれる顎の骨が溶かされていきます。
この歯槽骨は歯を支える役割を担っていますから、それが溶かされることで歯は支えを失います。

そうすると歯は不安定になり、やがてグラつき、最後には抜け落ちてしまうのです。
つまり歯周病になると歯が抜けるのは、歯周病によって歯槽骨が溶かされてしまうからです。

なぜ歯周病は進行しやすいのか

歯周病になると歯が失われるものの、あくまでそれは歯周病が重度段階まで進行した場合です。
しかし、歯を失う原因の1位が歯周病である以上、
それだけ多くの人が歯周病を重度段階まで進行させてしまっているのが現実です。

ではなぜ歯周病を重度段階まで進行させてしまう人が多いのか?…その答えは自覚症状にあります。
例えば虫歯の場合も重症化すれば歯を失いますが、ほとんどの人はそこまでの事態にはなりません。
なぜなら、痛みという自覚症状によって虫歯に気付き、その時点で治療を受けるからです。

一方歯周病には目立った自覚症状はなく、そのせいで自分が歯周病であることに気付きにくいのです。
「喉が痛むことで風邪に気付く」、「歯が痛むことで虫歯に気付く」、「頭が痛むことで発熱に気付く」…
このように、私達が病気に気付くきっかけは「痛み」による自覚症状です。

歯周病はこうした「痛み」による自覚症状がないからこそ気付きにくく、
その結果知らない間に発症し、さらに知らない間に進行し、
気付いた時には歯を失うほどの重度段階まで進行してしまっているケースが多いのです。

 歯周病で歯を失わないためには

歯周病で歯を失わないためには、2つのことを心掛けなければなりません。
1つは歯周病をしっかりと予防すること、もう1つは歯周病になった時に早く気付いて治療することです。
そして、これら2つを実践する上で効果的なのが歯科医院の定期検診です。

定期検診では口の中のクリーニングによってプラークや歯石を綺麗に除去できますし、
ブラッシング指導によって毎日の歯磨きの効果を高めることができます。
これらはいずれも歯周病を予防する上で大変効果的ですし、歯周病に限らず虫歯も予防しやすくなります。

さらに定期検診では歯科医が口の中の健康状態を確認するため、
歯周病になっていればその時点で発見して治療できるのです。3ヶ月に1度ほどの頻度で定期検診を受ければ、歯周病を予防してなおかつ重度段階までの進行も防ぎやすくなるでしょう。

歯周病の予防方法

歯周病の予防方法は虫歯と同じです。以下の3つを実践すれば、大抵の歯周病は防げます。

・精度の高い歯磨きをする
歯磨きに大切なのは頻度ではなく精度です。
ブラッシングだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシを使用してプラークの除去率を高めましょう。

・定期検診を受ける
歯周病の予防だけでなく、早期発見と早期治療するために必要です。
症状を治すためではなく、症状を予防するために歯科医院に行く心掛けが大切です。

・生活習慣を改善する
歯周病は生活習慣病です。疲労やストレスは身体の免疫力を低下させ、歯周病になるリスクを高めます。
定期検診を受ければ、こうした生活習慣改善のアドバイスをしてもらえます。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、歯を失う原因のトップは歯周病についてまとめます。

1. なぜ歯周病になると歯が抜けるのか :歯を支えている歯槽骨が溶かされ、支えを失った歯は抜け落ちる
2. なぜ歯周病は進行しやすいのか :「痛み」という分かりやすい自覚症状がなく、気付きにくい
3. 歯周病で歯を失わないためには :定期検診を受けて予防し、さらに早期発見と早期治療を心掛ける
4. 歯周病の予防方法 :精度の高い歯磨きをする、定期検診を受ける、生活習慣を改善する

これら4つのことから、歯を失う原因のトップは歯周病について分かります。
日本人の成人のおよそ7割が歯周病を持っていると言われており、
なおかつ歯周病は自覚症状がないため気付きにくいという問題があります。

つまり、一見健康に思えるみなさんが実は歯周病になっているという可能性も充分にあります。
そして気付いた時には重症化してしまっている…その結果歯を失うというケースが多いのです。
このため日頃から定期検診を受け、歯周病の予防意識をもっと高めなければなりません。

インプラントとは何ですか? [2017年12月04日]

大田区池上西馬込駅最寄りの歯医者さん、ヨシダ歯科です。
今回のテーマは「インプラントの説明」です。
歯を失った時に対処できる治療として、以前は入れ歯やブリッジといった方法がありました。

しかし近年ではさらにインプラントという治療の選択肢が増えました。
「失った歯を取り戻せる」…そんなインプラントの特徴を誰もが聞いたことがあると思いますが、
実際にどんな治療方法なのかを知っている人はまだまだ少ないと言えるでしょう。

そこで、ここではインプラントとは何なのかを分かりやすく説明していきます。

インプラントとは

インプラントとは人工の歯の根を埋め込み、その上に上部構造…すなわち人工の歯を被せる治療方法です。
画期的なのは人工の歯の根の再現です。従来の入れ歯やブリッジには根と呼ばれる部分がなく、
言わば「被せる」だけの方法だったため、どうしても外れやすくなってしまいます。

その点インプラントは根を再現しているため、天然の歯と同じ安定性と感覚が得られるのです。
構造としては人工の歯の根にあたるインプラント体、人工の歯となる上部構造、
これら2つを連結するアバットメントの3つの部品からできています。

治療方法

インプラントの治療方法のメインとなるのは手術です。
歯肉を切開して顎の骨に穴をあける手術を行い、そこにインプラント体を埋め込みます。
その後は定着期間を設けてインプラント体が骨としっかりと結合するのを待ちます。

定着期間を経た後、今度はアバットメントを取り付けてその上に上部構造を被せます。
手術を必要とすることから治療前にはCTを使用した精密検査やカウンセリングを行い、
治療後には定期的にメンテナンスを行って噛み合わせの調整などを行います。

費用

インプラントの最大の欠点とも言えるのが費用の高さで、相場で言うと1本あたり30万円~45万円です。
さらに健康保険が適用できないため、入れ歯やブリッジに比べて高額になります。
最も、平成24年の4月以降は一部インプラントでも健康保険が適用できるように改定されました。

しかしその基準は非常に厳しくなっており、一定以上の割合の顎骨の損傷、
さらには治療を受ける歯科医院にも基準が設けられています。
少なくとも、審美目的でインプラントをする場合は例外なく健康保険は適用されません。

1回法と2回法

インプラントの治療方法について調べると、その中で1回法や2回法といった言葉が出てきます。
これはインプラントの治療方法のことで、1回法では1度の手術、2回法では2度の手術を行います。
1回法は手術の回数が減るため患者さんの身体的負担が軽減され、さらに治療期間も短縮できます。

その点に注目すれば1回法の方が優れているように思えますが、必ずしもそうとは限りません。
と言うのも、1回法の場合は埋め込んだインプラント体を露出したままにする必要があるため、
2回法に比べて定着期間中に細菌に感染するリスクが高くなってしまうからです。

治療の痛み

インプラントにおいて患者さんが何よりも気になるのは、おそらく痛みの有無でしょう。
そこで治療の痛みについて答えておくと、実際には治療中の痛みはほとんどありません。
と言うのも、インプラントの治療では手術の際に麻酔を使用するからです。

このため痛みを感じることはほとんどないですし、むしろ痛みよりも恐怖を感じる人の方が多いでしょう。
また、治療中の痛みは麻酔でそれほど感じないものの、治療後…つまり麻酔が切れてしまうと痛みます。
これについては痛み止めを処方するのでそれで対処できますし、痛み自体も長期間続くことはありません。

治療を受けられる歯科医院

インプラントは虫歯や歯周病に比べて大きな治療になるため、
街の歯科医院では対応できないことがほとんどです。
また、仮に対応できたとしても治療の難易度が高いインプラントを不慣れな歯科医に依頼するのは危険です。

このため、治療の実績に長けた信頼できる歯科医院で治療を受けるようにしましょう。
治療を行っているかどうかは診療科目に注目すれば分かりますし、
さらに言えばインプラントの専門医が在籍している歯科医院で治療を受けるのが理想です。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、インプラントの説明についてまとめます。

1. インプラントとは :人工の歯の根を埋め込み、その上に人工の歯を被せる治療方法
2. 治療方法 :治療では手術を行う。歯肉を切開して顎の骨に穴をあけ、そこにインプラント体を埋め込む
3. 費用 :1本30万円~45万円。基本的に健康保険も適用されないため、費用は高額になる
4. 1回法と2回法 :1度の手術ですむ1回法と、2度の手術を行う2回法、インプラントは2つの治療方法がある
5. 治療の痛み :麻酔の効果で痛みはほとんど感じないが、恐怖を感じる人は多い
6. 治療を受けられる歯科医院 :信頼できる歯科医院で治療を受けるべき。専門医の在籍にも注目する

これら6つのことから、インプラントの説明が分かります。
手術を必要とする点から、インプラントは入れ歯やブリッジに比べてリスクが高いのも事実です。
このため、インプラントにおいては患者さんとしても事前の情報収集が大切です。
インプラントのメリットとデメリットをしっかりと把握し、
その上で入れ歯、ブリッジ、インプラントの3択で最も自分の希望に合う治療を選びましょう。

虫歯は放置するとどうなるの? [2017年11月04日]

大田区池上西馬込駅最寄りの歯医者さん、ヨシダ歯科です。
今回のテーマは「虫歯を放置するとどうなるのか」です。
お口の病気というのは、残念なことにケガや身体の病気に比べて軽視されがちなのが現実です。

実際、胃や心臓が痛くなればほとんどの方がすぐ病院に行くでしょうが、
歯が痛い…つまり虫歯になっても放置してしまう方は少なくないでしょう。
しかしそれは厳禁行為…虫歯を放置することで様々な問題が起こります。

大掛かりな治療が必要になる

「治療が怖い」を理由に虫歯を放置している方は、ぜひこの事実を知っておいてください。
虫歯治療というのは虫歯を放置して進行すればするほど、大きな治療が必要になってくるのです。
例えば初期段階の虫歯なら削らずに治せることもありますし、削ったとしてもその範囲はごく僅かです。

しかし進行すればより深く削る必要がありますし、進行度によっては削るだけでは治せなくなってしまいます。
神経の除去、抜歯、治療においてこうしたことが必要になってきてしまい、当然治療の痛みも辛くなるでしょう。
また、大きな治療が必要になればそれだけ通院の回数も増え、手間や出費がかさむ結果になってしまいます。

もっと痛くなる

虫歯を自覚するきっかけの大半は痛みです。最も、この時点では常に歯が痛むわけではないですし、
痛みの程度としては確かに我慢できる範囲かもしれません。
しかし、放置すれば虫歯は進行してもっと痛くなってしまいます。

歯の神経付近まで進行すれば痛みは激痛となり、それも常に感じるようになって夜も眠れないほどです。
こうなると痛み止めを飲んでも効かないことが多く、辛い状態が続きます。
歯の神経が死ぬことで痛みはおさまるものの、それはそれで虫歯が一段階進行したことになってしまいます。

歯の神経が死ぬ

上記でも多少触れましたが、虫歯を放置すると進行してやがて歯の神経が死んでしまいます。
最も、歯の神経が死ぬと痛みを感じなくなるためそれをプラスに考える方がいますが、
実際には歯の神経が死ぬことで様々な問題が起こります。
まず痛みという自覚症状を失うことで、今後患部に何らかの異状が起こった際に気付きにくくなることです。

さらに歯の神経が死ぬとその歯に栄養が行き届きにくくなるので、歯が脆くなってしまいます。
また神経が死んだ歯は変色し、歯としての見た目も悪くなってしまうのです。
ちなみに歯の神経付近まで虫歯が進行した場合も、治療において神経の除去が必要になることがあります。

歯を失う

歯を失う要因は歯周病だけではなく、虫歯を放置することでも最終的に歯を失います。
進行した虫歯は治療しない限り治ることはなく、放置すればどんどん進行して歯をボロボロにしていきます。
そして、末期段階まで進行すれば歯は原型を失った状態になってしまいます。

ここまでの状態になると、治療しても被せ物を立てることができないので抜歯するしかなくなります。
詰め物や被せ物で処置することができない以上、
抜歯後は入れ歯やブリッジ、もしくはインプラントで対応するしかありません。

命にかかわる病気が起こる

虫歯の原因菌は歯をボロボロにしても生き続け、最終的には血液にまで入っていきます。
そうなると、血管を通じて虫歯の原因菌…つまり細菌が全身に回ってしまいます。
この時、脳や心臓に細菌が回ってしまうと脳梗塞や心筋梗塞が起きる危険性があるのです。

最も、可能性としてはごく稀ですから、必ずしもそうなるというわけではありません。
しかし、こうした病気を招く危険性が生まれるのは事実であり、実際に死亡した例もあるのです。
このように「命にかかわる病気を招く」…これが虫歯を放置することの最大の怖さです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、虫歯を放置するとどうなるのかについてまとめます。

1. 大掛かりな治療が必要になる :放置すれば症状が悪化し、それだけ辛い治療をしなければならなくなる
2. もっと痛くなる :虫歯の痛みは一定ではない。放置すれば虫歯が進行し、より痛みが激しくなる
3. 歯の神経が死ぬ :虫歯が進行すると歯の神経が死に、歯に栄養が行き届かなくなるなどの問題が起こる
4. 歯を失う :末期段階になると歯はボロボロの状態になり、被せ物も立てられず抜歯せざるを得なくなる
5. 命にかかわる病気が起こる :虫歯菌が血管から全身に回り、それが原因で脳梗塞や心筋梗塞が起こる

これら5つのことから、虫歯を放置するとどうなるのかが分かります。
虫歯は一度進行してしまうと自然に治ることはなく、治療しない限り虫歯は進行し続けます。
そもそもなぜ虫歯を放置するのか?…この理由として一般的なのが「治療の怖さ」や「手間」です。

「虫歯の治療は痛い」、「一度歯科医院に通うと長くなる」…世間ではこうしたイメージが根付いています。
しかし、治療の痛みも通院期間も虫歯を放置するほどむしろ大きなものになってしまうのです。
つまり、虫歯の放置は自身にとってマイナスの影響しかもたらさないのです。

歯周病は痛いの?どんな症状がでるの? [2017年10月01日]

大田区池上西馬込駅最寄りの歯医者さん、ヨシダ歯科です。
今回のテーマは「歯周病の症状と痛みの有無について」です。
歯周病の症状を考えた時、歯が抜けるというイメージを持つ方が多いと思います。
確かにそれは事実ですし、歯を失うというのが歯周病の最も怖いところでもあります。

しかし、それはあくまでも重度の歯周病における症状で、
実はそれ以前の段階でもいくつかの症状を引き起こしているのです。
また、歯周病を含めて口腔内の病気に関して誰もが気にするのが痛みの有無です。
そこで、歯周病の症状と痛みの有無について説明していきます。

痛みについて

結論から言っておくと、歯周病になっても痛むことはありません。
症状によってはしみたり痛んだりするケースがあるものの、少なくとも虫歯のような辛い痛みはありません。
さて、この痛みがないという事実を聞いて皆さんはどう思ったでしょうか?
痛みがないなら歯周病は怖くない…そう思った方もいるのではないでしょうか。

もしそう思ったのであればそれは大きな間違いで、痛みがないからこそ歯周病は怖い病気なのです。
なぜなら、痛みという明確な自覚症状がないため、自分が歯周病にかかっても気付けないからです。
虫歯は痛むからこそ自分が虫歯だと気付きますが、歯周病の場合はそうはいきません。
このため歯周病は知らない間に進行しやすく、気付いた時には重症化しているケースが多いのです。

歯肉が炎症を起こす

ここからは歯周病の症状について説明していきます。
歯周病は「歯の周り」という文字が示すとおり歯肉の病気です。
このため歯周病になると歯肉が炎症を起こし、その影響で腫れや変色が起こります。

また、自覚症状としては歯肉が炎症を起こすことで出血しやすい状態になり、
食事や歯磨きの刺激によって歯肉から出血が目立つようになるのです。
逆に言えば歯肉から出血することが多いようであれば、それは歯周病の可能性があるということです。

歯肉が退縮する

歯周病が一定以上進行すると、歯肉が退縮を起こします。
これは以下の項目でも触れますが、顎の骨が溶かされることによる影響です。
歯肉が退縮すると歯肉が下がるため、それによって歯の根元が露出して2つの自覚症状が起こります。

1つは歯の根元が露出するため、一見歯が長くなったように見えることです。
もう1つは冷たいものや熱いものの飲食でしみるようになることです。
これは歯の根元はエナメル質に覆われていないため、露出することで刺激に対して敏感になるからです。

歯槽骨が溶けて歯が抜ける

上記で少し触れましたが、歯周病が進行することで顎の骨が溶かされていきます。
正確には歯槽骨という骨で、この骨は歯を支える役割を持っています。
つまり歯槽骨が溶かされるということは、歯が支えを失ってしまうということになるのです。

これによって歯がグラつく、もしくは触ると動くという自覚症状があらわれます。
ちなみに歯槽骨は進行することでどんどん溶かされていくため、最終的に歯は支えを完全に失います。
そうなると歯が抜け落ちてしまい、これが歯周病で歯が抜ける理由です。

歯周病の予防方法

このような症状を知ると、改めて歯周病の怖さが分かると思います。
そこで気になるのはどうすれば歯周病にかからないのか?…つまり歯周病の予防方法です。
歯周病は、以下の3つのことを全て実践することで高い確率で予防できます。

質の高い歯磨き

歯磨きは歯周病予防の基本ですが、予防効果を高めるには精度の高い歯磨きが必要です。
おすすめなのはデンタルフロスや歯間ブラシを使用すること、
さらに定期検診や予防歯科を受けて正しい歯磨き方法をマスターしておくと良いでしょう。

生活習慣の改善

歯周病は生活習慣病とも呼ばれており、日常生活の過ごし方が大きく関係してきます。
例えば疲労やストレス…これらは身体の免疫力低下を招き、歯周病菌に感染しやすくなる要因です。
また、喫煙はそれだけで歯周病にかかるリスクを高めます。

定期検診

定期検診ではブラッシング指導や生活習慣改善のアドバイスを貰えるため、
上記の2つの予防方法を実践する上で大いに役立ちます。
また、お口のクリーニングによってプラークや歯石を除去できるため、お口の中を綺麗な状態にできます。

まとめ

いかがでしたか? 最後に、歯周病の症状と痛みの有無についてまとめます。

1. 痛みについて :歯周病に痛みはないが、そのせいで歯周病であることに気付きにくいという問題がある
2. 歯肉が炎症を起こす :歯肉の炎症によって腫れや変色を引き起こし、その影響で出血しやすくなる
3. 歯肉が退縮する :歯肉が退縮して下がるため、歯の根元が露出して歯が長くなったように見える
4. 歯槽骨が溶けて歯が抜ける :歯槽骨は歯を支える骨。これが溶かされることで歯は支えを失って抜ける
5. 歯周病の予防方法 :精度の高い歯磨き、生活習慣の改善、定期検診を受ける…これら3つの実践

これら5つのことから、歯周病の症状と痛みの有無について分かります。
痛みがないことから軽い病気と思われがちな歯周病ですが、
実は最終的には歯を失ってしまう怖い病気です。

他にも歯周病の怖さについて触れておくと、女性の場合は妊娠中に歯周病にかかることで、
早産や低体重児出産のリスクを高めてしまうという事実があるのです。
このため、虫歯同様に歯周病も徹底予防することを心掛けましょう。

虫歯ってそもそもどういう状態? [2017年09月01日]

大田区池上西馬込駅最寄りの歯医者さん、ヨシダ歯科です。 今回のテーマは「虫歯とはどんな状態を示すのか」です。 大抵の場合、虫歯になったと自覚するのは歯が痛んだ時でしょう。

しかし歯の痛みは自覚症状の1つであり、歯が痛むのが虫歯になった状態とは限りません。 そこで、改めてどんな状態になれば虫歯になったことを意味するのかを考えてみましょう。 それを知ることで、歯に痛みがない方でも虫歯に対する危機感が持てて予防意識が高まります。

虫歯の状態と要因

虫歯菌の出す酸によって歯が溶かされることで、虫歯の状態になります。 この虫歯菌はお口に棲む細菌の1つであり、最も一般的なのはミュータンス菌と呼ばれるものです。 虫歯菌はプラークを棲み処としており、その中でせっせと酸を作ります。

その酸が溶かされることで虫歯の状態になるわけですが、虫歯菌の潜むプラークは歯磨きで除去が可能です。 つまり歯磨きが虫歯予防になるというのは食べカスを落とせるからだけでなく、 虫歯菌の棲み処であるプラークを除去できるからです。

甘いものを食べると虫歯になる理由

「甘いものばかり食べると虫歯になる」…誰もが子供の頃にそう教育された経験があるでしょう。 これもまた事実ですが、もちろんそれには理由があるのです。 虫歯菌は酸を出して歯を溶かそうとし、実際に歯が溶かされることで虫歯の状態になります。 ただし虫歯菌にとって酸を出すのは重労働であり、そのせいで頻繁に酸を出せるわけではないのです。

しかし、甘いものに含まれる糖を吸収すると虫歯菌は積極的に酸を出すようになります。 なぜなら糖は虫歯菌にとっての大好物であり、働くためのエネルギーになるからです。 つまり、甘いものばかり食べればそれだけ多くの糖を摂取することになり、 たくさんのエネルギーを得た虫歯菌はより多くの酸を出すようになってしまうのです。

虫歯になると痛む理由

実は完全な初期段階の虫歯なら一切痛みはありません。 虫歯で痛むのは、虫歯が進行して象牙質まで到達した時です。 本来歯の表面はエナメル質に覆われており、エナメル質はその奥に象牙質を刺激から守っています。

このため、エナメル質だけが虫歯菌に侵された初期段階では、痛みという刺激は感じないのです。 しかし進行して歯に穴があき、虫歯菌が象牙質に到達したと同時に痛むようになります。 と言うのも、象牙質はエナメル質と違って刺激に対して非常に敏感だからです。 つまり、痛みを感じた時点で既に虫歯は進行しているということになります。

虫歯の治療方法

「虫歯の治療方法=歯を削る」というイメージがありますが、必ずしもそうとは限りません。 例えば初期段階の虫歯なら削らずに治すことも可能ですし、 逆に進行の酷い重症化した虫歯の場合は削っただけでは治らず、根管の治療なども必要になってきます。

確かに、歯を削って詰め物で処置するのは虫歯治療の基本です。 しかし進行度によって削る深さや範囲は異なりますし、 削らずに治療できる、もしくはそれ以上の治療が必要になってくることもあるのです。

虫歯の予防方法

虫歯予防の基本は毎日の歯磨きですが、プラークを除去することを考えると精度の高い歯磨きが必要です。 そのためのポイントは2つで、1つは歯ブラシだけでなくデンタルフロスを使用することです。 歯ブラシだけの場合、プラークの除去率は6割程度…つまり4割の磨き残しが出てしまいます。 しかし、デンタルフロスを使用することでプラークの除去率は8割となり、磨き残しを2割まで減らせます。

もう1つの方法はブラッシングの精度を高めるため、正しい歯磨きの方法を覚えることです。 正しい歯磨き方法は、定期検診を受けることで歯科医から指導を受けることができます。 こうして歯磨きの精度を高めた上で、3ヶ月おきに定期検診を受けていれば虫歯は予防しやすくなりますし、 例え虫歯になったとしても初期段階で発見でき、簡単な治療で治すことができるのです。

まとめ

いかがでしたか? 最後に、虫歯とはどんな状態を示すのかについてまとめます。

  1. 虫歯の状態と要因 :虫歯菌の出す酸で歯が溶かされると虫歯になり、虫歯菌はプラークの中に棲んでいる
  2. 甘いものを食べると虫歯になる理由 :虫歯菌は糖をエネルギーとしており、吸収することでより酸を出す
  3. 虫歯になると痛む理由 :虫歯が象牙質まで進行すると痛む。これは象牙質が刺激に敏感なため
  4. 虫歯の治療方法 :「削って治す」はあくまで基本。進行度によってそれ以下やそれ以上の治療内容となる
  5. 虫歯の予防方法 :デンタルフロスを使用した精度の高い歯磨き、定期検診を受けるなど

これら5つのことから、虫歯とはどんな状態を示すのかが分かります。 重要なのは、痛みが起こった時点で虫歯の状態になるというわけではないということです。 もっと言えば、痛んでから歯科医院に行くのでは遅いということです。 早期治療、さらには予防を考えるなら歯科医院の定期検診が欠かせないのです。

歯周病と虫歯は何が違うのですか? [2017年08月01日]

大田区池上西馬込駅最寄りの歯医者さん、ヨシダ歯科です。
今回のテーマは「歯周病と虫歯の違い」です。
歯周病と虫歯はどちらもお口の病気として一般的ですが、これらを比較して考えてみましょう。

そうすると、同じお口の病気ではあってもこれらが全くの別物であることが分かります。
そこで、ここでは歯周病と虫歯の違いについて説明していきます。
特に歯周病についてはあまり詳しくないという人も多いと思うので、この機会に歯周病も知っておきましょう。

1. 要因の違い

歯周病も虫歯もプラークに存在する細菌に感染することで起こるため、その点においてはどちらも同じです。
ただし、歯周病を引き起こす細菌と虫歯を引き起こす細菌は全くの別物です。
歯周病は歯周病菌、虫歯は虫歯菌によって引き起こされるのです。
そして、症状を引き起こす細菌の種類が異なる以上、どちらか一方だけ感染することもあるのです。

歯周病と虫歯の予防方法は同じですから、どちらか一方だけ感染することに疑問を抱く人もいるでしょう。
しかし、症状を引き起こす細菌の種類が異なると分かれば、その疑問も解消できます。
歯磨きで虫歯菌を除去できても歯周病菌が残っていれば歯周病になりますし、
逆に歯周病は除去できても虫歯菌が残っていれば虫歯になるからです。

2. 症状の違い

歯周病は歯肉が炎症を起こし、それによって歯肉が腫れたり出血したりするようになります。
そして進行することで歯槽骨が徐々に溶かされていく…これが歯周病の症状です。
ちなみに、歯槽骨は歯を支える顎の骨であり、これが溶かされることで歯は支えを失って抜け落ちます。
つまり歯周病になると歯が抜けると言われるのは、歯槽骨が溶かされて歯が支えを失うからなのです。

一方虫歯の症状は歯が酸に溶かされることで穴があき、進行することで穴はどんどん深くなっていきます。
虫歯が象牙質まで進行すれば痛みを感じるようになるため、多くの人がこの時点で虫歯を自覚します。
ここで放置すると虫歯はさらに進行し、今度は虫歯菌が神経に侵入して痛みは激痛に変わります。
最終的には歯をボロボロにさせてしまいますが、その後も治療しない限り虫歯菌は生き続けます。

3. 箇所の違い

歯周病も虫歯も予防の基本は歯磨きですから、その点でどちらも歯の病気というイメージがあります。
しかしそうではなく歯周病は歯肉の病気であり、これは文字に注目するとすぐ分かります
歯周病は歯の周りの病気と書くため、「歯の周りの病気=歯肉の病気」とイメージできます。
ただし症状としては進行すると歯がグラついたり抜け落ちたりするなど、歯にも影響してきます。

一方虫歯は正真正銘歯の病気ですし、虫歯が進行して歯肉に害を及ぼすことはありません。
また、イメージとして虫歯は歯の噛み合わせる部分に起こるイメージがありますが、
それは少し違います。確かに奥歯などは噛み合わせる部分が虫歯になることが多いですが、
割合としては歯ブラシが届きにくい歯と歯の間の隙間…ここが最も虫歯になりやすいのです。

4. 自覚症状の違い

歯周病には目立った自覚症状はないため、初期段階では自分が歯周病であることに気付きにくいでしょう。
ただし、自覚症状が全くないわけではありません。歯肉が炎症を起こしていることで出血しやすくなりますし、
中期段階以降になると歯肉が退縮して下がるため、一見歯が長くなったように見えるのです。
また、歯槽骨が溶かされることで歯がグラつく、触ると動くなどの自覚症状もあります。

一方虫歯は歯に穴があくので目で見て分かりますし、何より痛みという分かりやすい自覚症状があります。
最も、初期段階の虫歯では痛みは感じないですから、痛む時点で既に虫歯は進行しています。
そして、虫歯が進行するに比例して痛みは増していき、神経が虫歯菌に侵されることで激痛を感じます。
この痛みが理由で歯周病よりも虫歯を警戒する人が多いですが、歯周病も歯を失う怖い病気です。

5. 治療方法の違い

歯周病の治療方法の基本は歯石の除去とプラークコントロールです。
ちなみにプラークコントロールとは患者さん自身が効率よくプラークを除去することで、
代表的な方法としては歯磨きが挙げられます。
しかし、進行することで歯肉の切開をする歯周外科手術を行うこともあります。

一方虫歯の治療方法ですが、これは多くの人が知るとおり歯を削って詰め物で処置するのが基本です。
最も、完全に初期段階の虫歯であれば削らずに治療することも可能です。
逆に虫歯が酷く進行した場合は削るだけでは治らず、
症状次第では神経の除去や清掃を行う根菅治療が必要になってきます。

まとめ

いかがでしたか? 最後に、歯周病と虫歯の違いについてまとめます。

1. 要因の違い :どちらも細菌に感染することで起こるが、細菌の種類は全く異なる
2. 症状の違い :歯周病は歯肉が炎症を起こして歯槽骨を溶かす。虫歯は歯に穴をあけて奥に進行していく
3. 箇所の違い :歯周病は歯肉の病気で虫歯は歯の病気。その点は文字からイメージできる
4. 自覚症状の違い :歯周病は歯肉が出血しやすくなる。虫歯は痛みという分かりやすい自覚症状がある
5. 治療方法の違い :歯周病は歯石の除去やプラークコントロール、虫歯は歯を削るのが基本

これら5つのことから、歯周病と虫歯の違いが分かります。
虫歯については症状や治療方法を既に知っているという人も多いでしょうから、
ここでは歯周病に注目してみてください。

痛みを感じない点で歯周病を軽視していた人は、それは間違いだと気付くでしょう。
進行すると歯が抜ける、治療において歯肉の切開が必要なことがある、
いずれも怖さを感じる事実であるとおり、歯周病も虫歯同様に怖い病気なのです。

噛み合わせが悪いことで何か問題はありますか? [2017年07月01日]

大田区池上西馬込駅最寄りの歯医者さん、ヨシダ歯科です。
今回のテーマは「噛み合わせの悪さによって起こる問題」です。
噛み合わせの悪さというのは、虫歯や歯周病に比べて軽視されがちです。
確かに生まれつきの場合もあるため、噛み合わせの悪さを自覚していても仕方なく思う気持ちはあるでしょう。

しかし、噛み合わせの悪さはお口の中だけでなく、身体全体に様々な問題を起こします。
そこで、ここでは噛み合わせの悪さによって起こる問題について説明していきます。
軽視されがちな噛み合わせの悪さですが、症状次第では日常生活に大きな支障をもたらします。

1. 頭痛や肩こりが起こる

身体を動かことで様々な筋肉が影響してきますが、お口の中においてもそれは例外ではありません。
噛む時には噛む筋肉が影響し、それが広頸筋や側頭筋です。
そして、噛み合わせが悪いことでこれらの筋肉が影響を受け、その結果頭痛や肩こりを起こしてしまうのです。
噛み合わせの悪さと頭痛や肩こり…これらは一見何の関係もないように思えますが、

広頸筋は首から肩にかけて繋がっており、側頭筋は顎の関節から頭の横にかけてつながっています。
このため広頸筋が影響を受けることで肩こり、側頭筋が影響を受けることで頭痛を招いてしまうのです。
また、噛み合わせの悪さが原因の頭痛や肩こりは、原因に気付きにくいのが問題です。
仮に頭痛に悩まされているとして、その原因が噛み合わせの悪さにあるとはまず予想できないからです。

2. 虫歯にかかりやすい

噛み合わせが悪い原因として最も多いのが、歯並びの悪さです。
歯並びが悪ければ噛み合わせも悪くなるため、考えてみればこれは当然のことなのかもしれません。
そして、歯並びが悪いと虫歯にかかりやすくなるのです。
と言うのも、歯並びが悪いことで歯を磨きづらくなるからです。

歯並びが悪いことで磨きにくい箇所が必ず出てきますし、そこには常に磨き残しのプラークが溜まります。
歯並びの状態によってはデンタルフロスや歯間ブラシすらうまく使用できなくなるでしょう。
また、本来は噛んだ時に歯と歯があたってプラークが自然にこぼれ落ちますが、 噛み合わせが悪いことで歯と歯があたらず、プラークもこぼれ落ちずに残ってしまう
のです。

3. コンプレックスになる

噛み合わせの悪さがコンプレックスに繋がることもあります。
まず噛み合わせが悪いことで顎の形が不自然になりますし、そうなると顔の輪郭も変形して見えます。
このため、自分の顔に自信が持てなくなってしまうのです。
さらに、噛み合わせが悪いと発音もしづらいため、人と会話するのに躊躇してしまいます。

何度も聞き返されることがあれば、自分の発音に自信が持てなくなってしまうでしょう。
それ以外にも、噛み合わせの悪さの原因が歯並びの悪さにあるとなると、笑顔にも自信が持てなくなります。
人前で会話がしづらくなり、さらに笑顔にも自信が持てなくなる…、
顔の輪郭の歪みも気になって結果的にこれらがコンプレックスになってしまうのです。

4. 歯科治療の精度に影響する

これは歯科医側の問題です。噛み合わせの悪さの原因の主として、歯並びの悪さが関係すると説明しました。
そして、歯並びが悪い患者さんは歯科医も治療がしにくいのです。
正確に言えば、治療自体は可能でも治療の精度に影響するのです。
小さな虫歯などは、歯並びが悪いせいで見逃してしまう可能性がありますからね。

また、歯が不自然な方向に生えていてその歯を治療するとなると、他の歯にダメージを与えかねません。
神経に近い状態になっていれば、治療の際に患者さんが痛みを感じてしまいますし、
歯と歯が重なるような状態になっていれば、無関係の歯を削ってしまうこともあるでしょう。
このように、噛み合わせが悪いことで精密な治療ができなくなってしまうのです。

5. まとめ

いかがでしたか? 最後に、噛み合わせの悪さによって起こる問題についてまとめます。

  1. 頭痛や肩こりが起こる :噛む筋肉の側頭筋と広頸筋が悪影響を受け、頭痛や肩こりが起こる
  2. 虫歯にかかりやすい :歯並びの悪さが原因の場合、
    歯磨きがしづらくて磨き残しが出て虫歯になりやすい
  3. コンプレックスになる :顔の輪郭の変形や発音のしづらさなど、コンプレックスに繋がる
  4. 歯科治療の精度に影響する :歯並びが悪いと治療がしづらくなり、歯科治療の精度が落ちる

これら4つのことから、噛み合わせの悪さによって起こる問題が分かります。
特に注目してほしいのが、噛み合わせの悪さが頭痛や肩こりの要因になるという点です。
頭痛や肩こりに悩まされつつも、その原因が分からないという人は多いのではないでしょうか。

この場合、もしかするとその原因は噛み合わせの悪さにあるのかもしれません。
例え病院にいっても内科医が噛み合わせの悪さに気付くとは思えないですし、
お口の中だけでなく身体の健康のためにも、噛み合わせの悪さは治療して改善すべきです。

妊娠すると歯が弱くなると言いますが、それは本当なのですか? [2017年06月01日]

大田区池上西馬込駅最寄りの歯医者さん、ヨシダ歯科です。
今回のテーマは「妊娠すると歯が弱くなるというのは本当か」です。
「妊娠すると歯が弱くなる」…妊娠を経験した女性の多くがそう言います。

ではなぜ妊娠すると歯が弱くなるのか?歯が弱くなると言う女性にそう聞くと、
多くの女性は「赤ちゃんにカルシウムをとられるから」と答えます。
さて、ここで説明するのはこの事実が本当かどうかです。

1. 赤ちゃんにカルシウムはとられない

お腹の中の赤ちゃんはお母さんから栄養をもらって育っていきますが、
歯からカルシウムととることはないですし、そもそも歯のカルシウムが血液中に溶け出すことはありません。
つまり「赤ちゃんにカルシウム」をとられるという説は全くのデタラメです。

次に歯が弱くなるかについてですが、「歯が弱くなる」というのも表現としては間違っており、
正しくは「虫歯や歯周病にかかりやすくなる」と表現すべきでしょう。
妊娠して歯が弱くなることはないですし、赤ちゃんにカルシウムをとられることもありません。

2. 悪阻でお口の中が不衛生になる

妊娠すると虫歯や歯周病にかかりやすくなるため、その事実から「歯が弱くなる」と連想してしまいがちです。
しかし上記で説明したとおり、妊娠によって歯が弱くなることはありません。
ではなぜ妊娠すると虫歯や歯周病にかかりやすくなるのか?…その原因の1つが悪阻です。
妊娠すると悪阻に悩まされますが、悪阻の嘔吐によってお口の中が不衛生になってしまうのです。

また、悪阻の嘔吐で出る胃液は強酸性であり、これによってお口の中が酸性になって虫歯を招きます。
言ってみれば、悪阻はお口の中を虫歯菌が心地よく感じる環境にしてしまうのです。
虫歯菌にとって心地よい環境になればそれだけ虫歯菌の働きも活発になってしまいます。
さらに悪阻で従来どおりの歯磨きができないことから、虫歯や歯周病予防も不充分になってしまうのです。

3. 唾液の質が変化する

唾液は人それぞれ異なった特徴を持っており、最も虫歯になりにくいのは「サラサラで量が多い唾液」です。
逆に虫歯になりやすいのが「ネバついていて量が少ない唾液」です。
妊娠すると女性ホルモンに変化が起こりますが、その影響で唾液にも変化が起こります。
そして、その変化によって唾液の特徴が「ネバついて量が少ない唾液」になってしまうのです。

そもそも唾液はお口の中を洗浄する役割を持っており、食事の際に唾液の分泌が高まるのはそのせいです。
ネバつくことで細菌を流せなくなり、量が少ないことでお口の中全体に唾液が行き届かなくなる…
どちらも洗浄効果が不充分なことが分かるでしょう。妊娠するとこうした唾液の質に変化してしまうため、
虫歯や歯周病の予防が普段より難しくなるのです。

4. 女性ホルモンが過剰に分泌する

妊娠すると女性ホルモンの分泌が活発になり、場合によっては過剰な分泌を起こします。
そして、このような女性ホルモンの過剰な分泌は歯周病になるリスクを高めるのです。
と言うのも、歯周病菌にはいくつかの種類があり、
中には女性ホルモンをエネルギーとする歯周病菌が存在するからです。

女性ホルモンをエネルギーにする歯周病菌にとって、女性ホルモンの過剰な分泌は願ってもない状態です。
このため歯周病菌の働きが活発化してしまい、それによって歯周病にかかりやすくなってしまうのです。
ちなみに、「男性と女性とでは女性の方が歯周病になりやすい」と聞いたことがある人もいるでしょう。
それは事実であり、こうした妊娠時などに女性ホルモンが過剰に分泌することが理由になっています。

5. ダラダラ食いをしやすくなる

お腹の赤ちゃんが大きくなることで、内臓が押し上げられて胃が圧迫されます。
この状態になると、どうしても少しずつ何度も食べるという食事のスタイルになってしまいます。
胃の圧迫が原因である以上やむを得ないのですが、
こうした食事のスタイルは子供のダラダラ食いとほぼイコールになるのです。

知ってのとおりダラダラ食いは歯の再石灰化が行われにくくなるため、
虫歯にかかりやすくなるとされています。
妊娠するとこうしたダラダラ食いをどうしてもするようになってしまい、
その影響で虫歯になるリスクが高まってしまうのです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、妊娠すると歯が弱くなるというのは本当かについてまとめます。

  1. 赤ちゃんにカルシウムはとられない :「カルシウムをとられる」はウソだが、虫歯や歯周病にはなりやすい
  2. 悪阻でお口の中が不衛生になる :嘔吐によってお口の中で細菌が増殖し、強酸性の胃液で虫歯を招く
  3. 唾液の質が変化する :ネバついて量が少ない唾液の質になり、この質の唾液が虫歯のリスクを高める
  4. 女性ホルモンが過剰に分泌する :歯周病菌のエネルギーになるため、歯周病にかかりやすくなる
  5. ダラダラ食いをしやすくなる :胃の圧迫によってダラダラ食いをしてしまい、虫歯になるリスクを高める

これら5つのことから、妊娠すると歯が弱くなるというのは本当かが分かります。
直接歯が弱まるわけではないですが、これらの理由から虫歯や歯周病になるリスクが高まるのは事実です。
このため、体調が優れている時には歯科医院で検診を受けてください。
さらに悪阻に無理のない範囲で歯磨きをして、少しでも妊娠中の虫歯や歯周病を予防しましょう。

虫歯になりやすいのですが、歯を磨く以外で予防法はないですか? [2017年05月01日]

大田区池上西馬込駅最寄りの歯医者さん、ヨシダ歯科です。
今回のテーマは「歯を磨く以外の虫歯の予防方法」です。
虫歯にはなりやすい人となりにくい人がいて、それは唾液の質の違いなどが理由として挙げられます。

最も、虫歯になりにくい人も歯磨きを疎かにしていては、たちまち虫歯になってしまうでしょう。
また、虫歯になりやすい人は歯磨きだけでは予防は不充分です。
そこで、ここでは歯磨き以外の虫歯の予防方法を説明していきます。

1. デンタルフロスを使用する

正確には歯磨きに含まれますが、多くの人が歯磨き時にブラッシングだけですませています。
さて、ブラッシングだけの場合はお口のプラークの除去率は6割程度であり、
実に4割ものプラークが依然お口の中に残っているのです。

その点、デンタルフロスを使用すればプラークの除去率はさらに2割高まり、
ブラッシングと合わせて8割のプラーク除去率が実現します。
このため歯磨き時には歯ブラシだけでなく、デンタルフロスも使用するようにしましょう。

2. 間食のタイミングに注意する

人間は食事をするとお口の中が酸性に傾き、この時が最も虫歯ができやすい環境になります。
ここで問題になってくるのが間食のタイミングです。
例えば昼食を食べたとすると、その時点でお口の中は酸性に傾きます。

そして食事を終えた後は徐々に中性に戻ってくるわけですが、
中性に戻った頃に間食すれば再びお口の中は酸性になってしまうため、酸性の時間が長くなってしまいます。
それを防ぐためには、間食はできるだけ食事の後すぐのタイミングで考えてください。

3. キシリトールを摂取する

キシリトールが虫歯予防に効果的なことは以前テレビや雑誌でも話題になりました。
これは、キシリトールによって細菌が酸を生産する能力を弱めるからです。
つまり、お口の中を虫歯になりにくい環境にできるのです。

このためキシリトールは積極的に摂取するといいのですが、一つだけ注意点があります。
それは、摂取する際はその食品のキシリトール配合率に注目することです。
最低でも50%以上のものを選ばないと、逆に糖分によって虫歯を招いてしまいます。

4. 定期検診を受ける

歯科医院の定期検診ではお口のクリーニングを行い、虫歯の要因となるプラークや歯石を除去できます。
また、お口の中をチェックするので初期段階の虫歯も発見できるメリットがあるのです。
さらに正しい歯磨き方法を指導してもらえるため、毎日の歯磨きの精度を高めることもできます。

ちなみに、定期検診は虫歯予防だけでなく歯周病予防にも効果的です。
定期検診を受ける目安としては三ヶ月に一度が理想ですが、
それが無理なら半年に一度、どんなに長くても一年に一度は定期検診を受けてください。

5. 矯正治療の検討

矯正治療は費用が高額なため、絶対にやるべきとまでは強くおすすめできません。
しかし、矯正治療によって虫歯になりにくくなることがあるのも事実です。
と言うのも、歯並びが悪ければそれだけ虫歯になるリスクが高くなるからです。

歯並びが悪いことで歯磨きしにくい箇所ができますし、
状態によっては歯科医ですら虫歯を見逃してしまう可能性もなくはないでしょう。
矯正治療で歯並びを改善することは、単に審美性を高めるだけでなく虫歯になるリスクを減少させるのです。

6. 生活習慣を改善する

虫歯は虫歯菌という細菌に感染することで引き起こされますが、
人間が細菌に感染するかどうかはその人の身体の免疫力が大きく関係してきます。
つまり虫歯も風邪と同じで、身体の免疫力が高ければ虫歯菌に侵されにくいのです。

このため、生活習慣を見直して免疫力を高める工夫をしてください。
例えば疲労やストレス…これらは社会人なら誰もが抱える問題ですが、
あまり蓄積させてしまうと免疫力が低下し、風邪だけでなく虫歯も引き起こしやすくなってしまうのです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、歯を磨く以外の虫歯の予防方法についてまとめます。

  1. デンタルフロスを使用する :ブラッシングと合わせることでプラークの除去率が8割まで高まる
  2. 間食のタイミングを考える :食事すると口内が酸性に傾くため、間食は食後すぐのタイミングが理想
  3. キシリトールを摂取する :口内を虫歯になりにくい環境にできる。配合率50%以上のものを選ぶこと
  4. 定期検診を受ける :クリーニングなどによってお口の中を綺麗にでき、初期段階の虫歯も発見できる
  5. 矯正治療の検討 :歯並びが悪いと歯磨きしづらいため、虫歯になるリスクが他の人より高い
  6. 生活習慣を改善する :身体の免疫力低下は体調不良だけでなく、虫歯菌に感染するリスクも高める

これら6つのことから、歯を磨く以外の虫歯の予防方法が分かります。
予防方法をズラリと挙げましたが、正直これらを全て実践するのは難しいでしょう。
そこで、これらの中でも特におすすめの予防方法をチョイスすると、
それは歯科医院の定期検診とデンタルフロスです。
デンタルフロスを使用しつつ定期検診を受けていれば、高い確率で虫歯を予防できます。

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