良い咬み合わせについて
良い咬み合わせってなに?
※このページでは当院が採用している、シークエンシャル咬合という概念を用いてお伝えしていきます。
シークエンシャル咬合で定義されている良い咬み合わせの概念はシンプルです。
・顎の関係が良い(上下の歯の接触が良い)
・機能的に問題がない(発音や咀嚼嚥下などに影響がない)
この2つが基本的に、良い咬み合わせの定義となります。
逆に顎の関係が悪かったり、機能的な問題を実感している場合(噛みにくい、噛むと痛い顎、顎が痛いなど)は、何らかの理由で咬み合わせの治療を検討しなくてはならないでしょう。
良い咬み合わせってなに?
良い咬み合わせの概念はシンプルではありますが、勘違いされてしまうのが、「歯並びが良いから、咬み合わせも良い」となってしまうことです。
歯並びが良かったとしても、顎の関係が悪かったり機能的に問題があれば、良い咬み合わせとは言えません。
この勘違いでよく起こることが、矯正治療後に歯が悪くなったり、壊れてしまうことが増えた原因と考えられます。
ご自身の咬み合わせが気になられたら、一度検査をしてみることをおすすめします。
悪い咬み合わせについては別に書いてありますので、そちらを参照ください。
良い咬み合わせの条件
犬歯誘導
犬歯は、横からの力に弱い奥歯を助ける役割があります。そうして、奥歯を守ることに繋がっています。軽く噛んで左右にずらしたときに奥歯が当たらなければ、良いかみ合わせです。
4番の歯と6番の歯がぱっちり噛んでいる
4番の歯にはリトルーシブガイダンスで顎を前方に誘導し、6番の歯で後方に下がりすぎるのを防ぐ連携プレーをしています。この連携によって、弱い顎関節を守っています。これら2つの役割が機能してこそ、良い咬み合わせと言えます。良い咬み合わせについては、シークエンシャル咬合のページで詳細に記載していますので、そちらをご覧ください。
良い咬み合わせになるメリット
歯を守ることができる
歯が悪くなる理由は、虫歯や歯周病だけではありません。
咬み合わせでによって、歯を悪くしてしまう可能性もあります。
えっ?と思うかもしれませんが、虫歯や歯周病ではない。しっかりと定期メンテナンスをしているのにも関わらず、歯が悪くなる方は咬み合わせの問題が考えられます。
反対に考えれば、良い咬み合わせをすることで、歯を守れる可能性は高くなると言えます。
食事や会話を楽しめる
良い咬み合わせにすることで、食事や会話が楽しくなります。
噛みにくい、噛むと顎が痛い、発音が難しい。これはとてもストレスだと思います。
咬み合わせが改善されて、楽に噛めて、話すことも億劫ではなくなったと言われる方もいらっしゃいますので、良い咬み合わせは豊かな生活をサポートするとも言えます。
咬み合わせに不安がある場合は、検査をしてみましょう。
これまでシークエンシャル咬合の概念に則って、良い咬み合わせの定義をお伝えしてきました。この記事を読んで、噛み合わせについて気になることがありましたら、是非一度、検査を行ってみましょう。
当院は完全予約制になりますが、咬み合わせの検査を受け入れております。
まずはお電話でご予約をお願いします。