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インプラントとは何ですか? [2017年12月04日]

大田区池上西馬込駅最寄りの歯医者さん、ヨシダ歯科です。
今回のテーマは「インプラントの説明」です。
歯を失った時に対処できる治療として、以前は入れ歯やブリッジといった方法がありました。

しかし近年ではさらにインプラントという治療の選択肢が増えました。
「失った歯を取り戻せる」…そんなインプラントの特徴を誰もが聞いたことがあると思いますが、
実際にどんな治療方法なのかを知っている人はまだまだ少ないと言えるでしょう。

そこで、ここではインプラントとは何なのかを分かりやすく説明していきます。

インプラントとは

インプラントとは人工の歯の根を埋め込み、その上に上部構造…すなわち人工の歯を被せる治療方法です。
画期的なのは人工の歯の根の再現です。従来の入れ歯やブリッジには根と呼ばれる部分がなく、
言わば「被せる」だけの方法だったため、どうしても外れやすくなってしまいます。

その点インプラントは根を再現しているため、天然の歯と同じ安定性と感覚が得られるのです。
構造としては人工の歯の根にあたるインプラント体、人工の歯となる上部構造、
これら2つを連結するアバットメントの3つの部品からできています。

治療方法

インプラントの治療方法のメインとなるのは手術です。
歯肉を切開して顎の骨に穴をあける手術を行い、そこにインプラント体を埋め込みます。
その後は定着期間を設けてインプラント体が骨としっかりと結合するのを待ちます。

定着期間を経た後、今度はアバットメントを取り付けてその上に上部構造を被せます。
手術を必要とすることから治療前にはCTを使用した精密検査やカウンセリングを行い、
治療後には定期的にメンテナンスを行って噛み合わせの調整などを行います。

費用

インプラントの最大の欠点とも言えるのが費用の高さで、相場で言うと1本あたり30万円~45万円です。
さらに健康保険が適用できないため、入れ歯やブリッジに比べて高額になります。
最も、平成24年の4月以降は一部インプラントでも健康保険が適用できるように改定されました。

しかしその基準は非常に厳しくなっており、一定以上の割合の顎骨の損傷、
さらには治療を受ける歯科医院にも基準が設けられています。
少なくとも、審美目的でインプラントをする場合は例外なく健康保険は適用されません。

1回法と2回法

インプラントの治療方法について調べると、その中で1回法や2回法といった言葉が出てきます。
これはインプラントの治療方法のことで、1回法では1度の手術、2回法では2度の手術を行います。
1回法は手術の回数が減るため患者さんの身体的負担が軽減され、さらに治療期間も短縮できます。

その点に注目すれば1回法の方が優れているように思えますが、必ずしもそうとは限りません。
と言うのも、1回法の場合は埋め込んだインプラント体を露出したままにする必要があるため、
2回法に比べて定着期間中に細菌に感染するリスクが高くなってしまうからです。

治療の痛み

インプラントにおいて患者さんが何よりも気になるのは、おそらく痛みの有無でしょう。
そこで治療の痛みについて答えておくと、実際には治療中の痛みはほとんどありません。
と言うのも、インプラントの治療では手術の際に麻酔を使用するからです。

このため痛みを感じることはほとんどないですし、むしろ痛みよりも恐怖を感じる人の方が多いでしょう。
また、治療中の痛みは麻酔でそれほど感じないものの、治療後…つまり麻酔が切れてしまうと痛みます。
これについては痛み止めを処方するのでそれで対処できますし、痛み自体も長期間続くことはありません。

治療を受けられる歯科医院

インプラントは虫歯や歯周病に比べて大きな治療になるため、
街の歯科医院では対応できないことがほとんどです。
また、仮に対応できたとしても治療の難易度が高いインプラントを不慣れな歯科医に依頼するのは危険です。

このため、治療の実績に長けた信頼できる歯科医院で治療を受けるようにしましょう。
治療を行っているかどうかは診療科目に注目すれば分かりますし、
さらに言えばインプラントの専門医が在籍している歯科医院で治療を受けるのが理想です。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、インプラントの説明についてまとめます。

1. インプラントとは :人工の歯の根を埋め込み、その上に人工の歯を被せる治療方法
2. 治療方法 :治療では手術を行う。歯肉を切開して顎の骨に穴をあけ、そこにインプラント体を埋め込む
3. 費用 :1本30万円~45万円。基本的に健康保険も適用されないため、費用は高額になる
4. 1回法と2回法 :1度の手術ですむ1回法と、2度の手術を行う2回法、インプラントは2つの治療方法がある
5. 治療の痛み :麻酔の効果で痛みはほとんど感じないが、恐怖を感じる人は多い
6. 治療を受けられる歯科医院 :信頼できる歯科医院で治療を受けるべき。専門医の在籍にも注目する

これら6つのことから、インプラントの説明が分かります。
手術を必要とする点から、インプラントは入れ歯やブリッジに比べてリスクが高いのも事実です。
このため、インプラントにおいては患者さんとしても事前の情報収集が大切です。
インプラントのメリットとデメリットをしっかりと把握し、
その上で入れ歯、ブリッジ、インプラントの3択で最も自分の希望に合う治療を選びましょう。

虫歯は放置するとどうなるの? [2017年11月04日]

大田区池上西馬込駅最寄りの歯医者さん、ヨシダ歯科です。
今回のテーマは「虫歯を放置するとどうなるのか」です。
お口の病気というのは、残念なことにケガや身体の病気に比べて軽視されがちなのが現実です。

実際、胃や心臓が痛くなればほとんどの方がすぐ病院に行くでしょうが、
歯が痛い…つまり虫歯になっても放置してしまう方は少なくないでしょう。
しかしそれは厳禁行為…虫歯を放置することで様々な問題が起こります。

大掛かりな治療が必要になる

「治療が怖い」を理由に虫歯を放置している方は、ぜひこの事実を知っておいてください。
虫歯治療というのは虫歯を放置して進行すればするほど、大きな治療が必要になってくるのです。
例えば初期段階の虫歯なら削らずに治せることもありますし、削ったとしてもその範囲はごく僅かです。

しかし進行すればより深く削る必要がありますし、進行度によっては削るだけでは治せなくなってしまいます。
神経の除去、抜歯、治療においてこうしたことが必要になってきてしまい、当然治療の痛みも辛くなるでしょう。
また、大きな治療が必要になればそれだけ通院の回数も増え、手間や出費がかさむ結果になってしまいます。

もっと痛くなる

虫歯を自覚するきっかけの大半は痛みです。最も、この時点では常に歯が痛むわけではないですし、
痛みの程度としては確かに我慢できる範囲かもしれません。
しかし、放置すれば虫歯は進行してもっと痛くなってしまいます。

歯の神経付近まで進行すれば痛みは激痛となり、それも常に感じるようになって夜も眠れないほどです。
こうなると痛み止めを飲んでも効かないことが多く、辛い状態が続きます。
歯の神経が死ぬことで痛みはおさまるものの、それはそれで虫歯が一段階進行したことになってしまいます。

歯の神経が死ぬ

上記でも多少触れましたが、虫歯を放置すると進行してやがて歯の神経が死んでしまいます。
最も、歯の神経が死ぬと痛みを感じなくなるためそれをプラスに考える方がいますが、
実際には歯の神経が死ぬことで様々な問題が起こります。
まず痛みという自覚症状を失うことで、今後患部に何らかの異状が起こった際に気付きにくくなることです。

さらに歯の神経が死ぬとその歯に栄養が行き届きにくくなるので、歯が脆くなってしまいます。
また神経が死んだ歯は変色し、歯としての見た目も悪くなってしまうのです。
ちなみに歯の神経付近まで虫歯が進行した場合も、治療において神経の除去が必要になることがあります。

歯を失う

歯を失う要因は歯周病だけではなく、虫歯を放置することでも最終的に歯を失います。
進行した虫歯は治療しない限り治ることはなく、放置すればどんどん進行して歯をボロボロにしていきます。
そして、末期段階まで進行すれば歯は原型を失った状態になってしまいます。

ここまでの状態になると、治療しても被せ物を立てることができないので抜歯するしかなくなります。
詰め物や被せ物で処置することができない以上、
抜歯後は入れ歯やブリッジ、もしくはインプラントで対応するしかありません。

命にかかわる病気が起こる

虫歯の原因菌は歯をボロボロにしても生き続け、最終的には血液にまで入っていきます。
そうなると、血管を通じて虫歯の原因菌…つまり細菌が全身に回ってしまいます。
この時、脳や心臓に細菌が回ってしまうと脳梗塞や心筋梗塞が起きる危険性があるのです。

最も、可能性としてはごく稀ですから、必ずしもそうなるというわけではありません。
しかし、こうした病気を招く危険性が生まれるのは事実であり、実際に死亡した例もあるのです。
このように「命にかかわる病気を招く」…これが虫歯を放置することの最大の怖さです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、虫歯を放置するとどうなるのかについてまとめます。

1. 大掛かりな治療が必要になる :放置すれば症状が悪化し、それだけ辛い治療をしなければならなくなる
2. もっと痛くなる :虫歯の痛みは一定ではない。放置すれば虫歯が進行し、より痛みが激しくなる
3. 歯の神経が死ぬ :虫歯が進行すると歯の神経が死に、歯に栄養が行き届かなくなるなどの問題が起こる
4. 歯を失う :末期段階になると歯はボロボロの状態になり、被せ物も立てられず抜歯せざるを得なくなる
5. 命にかかわる病気が起こる :虫歯菌が血管から全身に回り、それが原因で脳梗塞や心筋梗塞が起こる

これら5つのことから、虫歯を放置するとどうなるのかが分かります。
虫歯は一度進行してしまうと自然に治ることはなく、治療しない限り虫歯は進行し続けます。
そもそもなぜ虫歯を放置するのか?…この理由として一般的なのが「治療の怖さ」や「手間」です。

「虫歯の治療は痛い」、「一度歯科医院に通うと長くなる」…世間ではこうしたイメージが根付いています。
しかし、治療の痛みも通院期間も虫歯を放置するほどむしろ大きなものになってしまうのです。
つまり、虫歯の放置は自身にとってマイナスの影響しかもたらさないのです。

歯周病は痛いの?どんな症状がでるの? [2017年10月01日]

大田区池上西馬込駅最寄りの歯医者さん、ヨシダ歯科です。
今回のテーマは「歯周病の症状と痛みの有無について」です。
歯周病の症状を考えた時、歯が抜けるというイメージを持つ方が多いと思います。
確かにそれは事実ですし、歯を失うというのが歯周病の最も怖いところでもあります。

しかし、それはあくまでも重度の歯周病における症状で、
実はそれ以前の段階でもいくつかの症状を引き起こしているのです。
また、歯周病を含めて口腔内の病気に関して誰もが気にするのが痛みの有無です。
そこで、歯周病の症状と痛みの有無について説明していきます。

痛みについて

結論から言っておくと、歯周病になっても痛むことはありません。
症状によってはしみたり痛んだりするケースがあるものの、少なくとも虫歯のような辛い痛みはありません。
さて、この痛みがないという事実を聞いて皆さんはどう思ったでしょうか?
痛みがないなら歯周病は怖くない…そう思った方もいるのではないでしょうか。

もしそう思ったのであればそれは大きな間違いで、痛みがないからこそ歯周病は怖い病気なのです。
なぜなら、痛みという明確な自覚症状がないため、自分が歯周病にかかっても気付けないからです。
虫歯は痛むからこそ自分が虫歯だと気付きますが、歯周病の場合はそうはいきません。
このため歯周病は知らない間に進行しやすく、気付いた時には重症化しているケースが多いのです。

歯肉が炎症を起こす

ここからは歯周病の症状について説明していきます。
歯周病は「歯の周り」という文字が示すとおり歯肉の病気です。
このため歯周病になると歯肉が炎症を起こし、その影響で腫れや変色が起こります。

また、自覚症状としては歯肉が炎症を起こすことで出血しやすい状態になり、
食事や歯磨きの刺激によって歯肉から出血が目立つようになるのです。
逆に言えば歯肉から出血することが多いようであれば、それは歯周病の可能性があるということです。

歯肉が退縮する

歯周病が一定以上進行すると、歯肉が退縮を起こします。
これは以下の項目でも触れますが、顎の骨が溶かされることによる影響です。
歯肉が退縮すると歯肉が下がるため、それによって歯の根元が露出して2つの自覚症状が起こります。

1つは歯の根元が露出するため、一見歯が長くなったように見えることです。
もう1つは冷たいものや熱いものの飲食でしみるようになることです。
これは歯の根元はエナメル質に覆われていないため、露出することで刺激に対して敏感になるからです。

歯槽骨が溶けて歯が抜ける

上記で少し触れましたが、歯周病が進行することで顎の骨が溶かされていきます。
正確には歯槽骨という骨で、この骨は歯を支える役割を持っています。
つまり歯槽骨が溶かされるということは、歯が支えを失ってしまうということになるのです。

これによって歯がグラつく、もしくは触ると動くという自覚症状があらわれます。
ちなみに歯槽骨は進行することでどんどん溶かされていくため、最終的に歯は支えを完全に失います。
そうなると歯が抜け落ちてしまい、これが歯周病で歯が抜ける理由です。

歯周病の予防方法

このような症状を知ると、改めて歯周病の怖さが分かると思います。
そこで気になるのはどうすれば歯周病にかからないのか?…つまり歯周病の予防方法です。
歯周病は、以下の3つのことを全て実践することで高い確率で予防できます。

質の高い歯磨き

歯磨きは歯周病予防の基本ですが、予防効果を高めるには精度の高い歯磨きが必要です。
おすすめなのはデンタルフロスや歯間ブラシを使用すること、
さらに定期検診や予防歯科を受けて正しい歯磨き方法をマスターしておくと良いでしょう。

生活習慣の改善

歯周病は生活習慣病とも呼ばれており、日常生活の過ごし方が大きく関係してきます。
例えば疲労やストレス…これらは身体の免疫力低下を招き、歯周病菌に感染しやすくなる要因です。
また、喫煙はそれだけで歯周病にかかるリスクを高めます。

定期検診

定期検診ではブラッシング指導や生活習慣改善のアドバイスを貰えるため、
上記の2つの予防方法を実践する上で大いに役立ちます。
また、お口のクリーニングによってプラークや歯石を除去できるため、お口の中を綺麗な状態にできます。

まとめ

いかがでしたか? 最後に、歯周病の症状と痛みの有無についてまとめます。

1. 痛みについて :歯周病に痛みはないが、そのせいで歯周病であることに気付きにくいという問題がある
2. 歯肉が炎症を起こす :歯肉の炎症によって腫れや変色を引き起こし、その影響で出血しやすくなる
3. 歯肉が退縮する :歯肉が退縮して下がるため、歯の根元が露出して歯が長くなったように見える
4. 歯槽骨が溶けて歯が抜ける :歯槽骨は歯を支える骨。これが溶かされることで歯は支えを失って抜ける
5. 歯周病の予防方法 :精度の高い歯磨き、生活習慣の改善、定期検診を受ける…これら3つの実践

これら5つのことから、歯周病の症状と痛みの有無について分かります。
痛みがないことから軽い病気と思われがちな歯周病ですが、
実は最終的には歯を失ってしまう怖い病気です。

他にも歯周病の怖さについて触れておくと、女性の場合は妊娠中に歯周病にかかることで、
早産や低体重児出産のリスクを高めてしまうという事実があるのです。
このため、虫歯同様に歯周病も徹底予防することを心掛けましょう。

虫歯ってそもそもどういう状態? [2017年09月01日]

大田区池上西馬込駅最寄りの歯医者さん、ヨシダ歯科です。 今回のテーマは「虫歯とはどんな状態を示すのか」です。 大抵の場合、虫歯になったと自覚するのは歯が痛んだ時でしょう。

しかし歯の痛みは自覚症状の1つであり、歯が痛むのが虫歯になった状態とは限りません。 そこで、改めてどんな状態になれば虫歯になったことを意味するのかを考えてみましょう。 それを知ることで、歯に痛みがない方でも虫歯に対する危機感が持てて予防意識が高まります。

虫歯の状態と要因

虫歯菌の出す酸によって歯が溶かされることで、虫歯の状態になります。 この虫歯菌はお口に棲む細菌の1つであり、最も一般的なのはミュータンス菌と呼ばれるものです。 虫歯菌はプラークを棲み処としており、その中でせっせと酸を作ります。

その酸が溶かされることで虫歯の状態になるわけですが、虫歯菌の潜むプラークは歯磨きで除去が可能です。 つまり歯磨きが虫歯予防になるというのは食べカスを落とせるからだけでなく、 虫歯菌の棲み処であるプラークを除去できるからです。

甘いものを食べると虫歯になる理由

「甘いものばかり食べると虫歯になる」…誰もが子供の頃にそう教育された経験があるでしょう。 これもまた事実ですが、もちろんそれには理由があるのです。 虫歯菌は酸を出して歯を溶かそうとし、実際に歯が溶かされることで虫歯の状態になります。 ただし虫歯菌にとって酸を出すのは重労働であり、そのせいで頻繁に酸を出せるわけではないのです。

しかし、甘いものに含まれる糖を吸収すると虫歯菌は積極的に酸を出すようになります。 なぜなら糖は虫歯菌にとっての大好物であり、働くためのエネルギーになるからです。 つまり、甘いものばかり食べればそれだけ多くの糖を摂取することになり、 たくさんのエネルギーを得た虫歯菌はより多くの酸を出すようになってしまうのです。

虫歯になると痛む理由

実は完全な初期段階の虫歯なら一切痛みはありません。 虫歯で痛むのは、虫歯が進行して象牙質まで到達した時です。 本来歯の表面はエナメル質に覆われており、エナメル質はその奥に象牙質を刺激から守っています。

このため、エナメル質だけが虫歯菌に侵された初期段階では、痛みという刺激は感じないのです。 しかし進行して歯に穴があき、虫歯菌が象牙質に到達したと同時に痛むようになります。 と言うのも、象牙質はエナメル質と違って刺激に対して非常に敏感だからです。 つまり、痛みを感じた時点で既に虫歯は進行しているということになります。

虫歯の治療方法

「虫歯の治療方法=歯を削る」というイメージがありますが、必ずしもそうとは限りません。 例えば初期段階の虫歯なら削らずに治すことも可能ですし、 逆に進行の酷い重症化した虫歯の場合は削っただけでは治らず、根管の治療なども必要になってきます。

確かに、歯を削って詰め物で処置するのは虫歯治療の基本です。 しかし進行度によって削る深さや範囲は異なりますし、 削らずに治療できる、もしくはそれ以上の治療が必要になってくることもあるのです。

虫歯の予防方法

虫歯予防の基本は毎日の歯磨きですが、プラークを除去することを考えると精度の高い歯磨きが必要です。 そのためのポイントは2つで、1つは歯ブラシだけでなくデンタルフロスを使用することです。 歯ブラシだけの場合、プラークの除去率は6割程度…つまり4割の磨き残しが出てしまいます。 しかし、デンタルフロスを使用することでプラークの除去率は8割となり、磨き残しを2割まで減らせます。

もう1つの方法はブラッシングの精度を高めるため、正しい歯磨きの方法を覚えることです。 正しい歯磨き方法は、定期検診を受けることで歯科医から指導を受けることができます。 こうして歯磨きの精度を高めた上で、3ヶ月おきに定期検診を受けていれば虫歯は予防しやすくなりますし、 例え虫歯になったとしても初期段階で発見でき、簡単な治療で治すことができるのです。

まとめ

いかがでしたか? 最後に、虫歯とはどんな状態を示すのかについてまとめます。

  1. 虫歯の状態と要因 :虫歯菌の出す酸で歯が溶かされると虫歯になり、虫歯菌はプラークの中に棲んでいる
  2. 甘いものを食べると虫歯になる理由 :虫歯菌は糖をエネルギーとしており、吸収することでより酸を出す
  3. 虫歯になると痛む理由 :虫歯が象牙質まで進行すると痛む。これは象牙質が刺激に敏感なため
  4. 虫歯の治療方法 :「削って治す」はあくまで基本。進行度によってそれ以下やそれ以上の治療内容となる
  5. 虫歯の予防方法 :デンタルフロスを使用した精度の高い歯磨き、定期検診を受けるなど

これら5つのことから、虫歯とはどんな状態を示すのかが分かります。 重要なのは、痛みが起こった時点で虫歯の状態になるというわけではないということです。 もっと言えば、痛んでから歯科医院に行くのでは遅いということです。 早期治療、さらには予防を考えるなら歯科医院の定期検診が欠かせないのです。

歯周病と虫歯は何が違うのですか? [2017年08月01日]

大田区池上西馬込駅最寄りの歯医者さん、ヨシダ歯科です。
今回のテーマは「歯周病と虫歯の違い」です。
歯周病と虫歯はどちらもお口の病気として一般的ですが、これらを比較して考えてみましょう。

そうすると、同じお口の病気ではあってもこれらが全くの別物であることが分かります。
そこで、ここでは歯周病と虫歯の違いについて説明していきます。
特に歯周病についてはあまり詳しくないという人も多いと思うので、この機会に歯周病も知っておきましょう。

1. 要因の違い

歯周病も虫歯もプラークに存在する細菌に感染することで起こるため、その点においてはどちらも同じです。
ただし、歯周病を引き起こす細菌と虫歯を引き起こす細菌は全くの別物です。
歯周病は歯周病菌、虫歯は虫歯菌によって引き起こされるのです。
そして、症状を引き起こす細菌の種類が異なる以上、どちらか一方だけ感染することもあるのです。

歯周病と虫歯の予防方法は同じですから、どちらか一方だけ感染することに疑問を抱く人もいるでしょう。
しかし、症状を引き起こす細菌の種類が異なると分かれば、その疑問も解消できます。
歯磨きで虫歯菌を除去できても歯周病菌が残っていれば歯周病になりますし、
逆に歯周病は除去できても虫歯菌が残っていれば虫歯になるからです。

2. 症状の違い

歯周病は歯肉が炎症を起こし、それによって歯肉が腫れたり出血したりするようになります。
そして進行することで歯槽骨が徐々に溶かされていく…これが歯周病の症状です。
ちなみに、歯槽骨は歯を支える顎の骨であり、これが溶かされることで歯は支えを失って抜け落ちます。
つまり歯周病になると歯が抜けると言われるのは、歯槽骨が溶かされて歯が支えを失うからなのです。

一方虫歯の症状は歯が酸に溶かされることで穴があき、進行することで穴はどんどん深くなっていきます。
虫歯が象牙質まで進行すれば痛みを感じるようになるため、多くの人がこの時点で虫歯を自覚します。
ここで放置すると虫歯はさらに進行し、今度は虫歯菌が神経に侵入して痛みは激痛に変わります。
最終的には歯をボロボロにさせてしまいますが、その後も治療しない限り虫歯菌は生き続けます。

3. 箇所の違い

歯周病も虫歯も予防の基本は歯磨きですから、その点でどちらも歯の病気というイメージがあります。
しかしそうではなく歯周病は歯肉の病気であり、これは文字に注目するとすぐ分かります
歯周病は歯の周りの病気と書くため、「歯の周りの病気=歯肉の病気」とイメージできます。
ただし症状としては進行すると歯がグラついたり抜け落ちたりするなど、歯にも影響してきます。

一方虫歯は正真正銘歯の病気ですし、虫歯が進行して歯肉に害を及ぼすことはありません。
また、イメージとして虫歯は歯の噛み合わせる部分に起こるイメージがありますが、
それは少し違います。確かに奥歯などは噛み合わせる部分が虫歯になることが多いですが、
割合としては歯ブラシが届きにくい歯と歯の間の隙間…ここが最も虫歯になりやすいのです。

4. 自覚症状の違い

歯周病には目立った自覚症状はないため、初期段階では自分が歯周病であることに気付きにくいでしょう。
ただし、自覚症状が全くないわけではありません。歯肉が炎症を起こしていることで出血しやすくなりますし、
中期段階以降になると歯肉が退縮して下がるため、一見歯が長くなったように見えるのです。
また、歯槽骨が溶かされることで歯がグラつく、触ると動くなどの自覚症状もあります。

一方虫歯は歯に穴があくので目で見て分かりますし、何より痛みという分かりやすい自覚症状があります。
最も、初期段階の虫歯では痛みは感じないですから、痛む時点で既に虫歯は進行しています。
そして、虫歯が進行するに比例して痛みは増していき、神経が虫歯菌に侵されることで激痛を感じます。
この痛みが理由で歯周病よりも虫歯を警戒する人が多いですが、歯周病も歯を失う怖い病気です。

5. 治療方法の違い

歯周病の治療方法の基本は歯石の除去とプラークコントロールです。
ちなみにプラークコントロールとは患者さん自身が効率よくプラークを除去することで、
代表的な方法としては歯磨きが挙げられます。
しかし、進行することで歯肉の切開をする歯周外科手術を行うこともあります。

一方虫歯の治療方法ですが、これは多くの人が知るとおり歯を削って詰め物で処置するのが基本です。
最も、完全に初期段階の虫歯であれば削らずに治療することも可能です。
逆に虫歯が酷く進行した場合は削るだけでは治らず、
症状次第では神経の除去や清掃を行う根菅治療が必要になってきます。

まとめ

いかがでしたか? 最後に、歯周病と虫歯の違いについてまとめます。

1. 要因の違い :どちらも細菌に感染することで起こるが、細菌の種類は全く異なる
2. 症状の違い :歯周病は歯肉が炎症を起こして歯槽骨を溶かす。虫歯は歯に穴をあけて奥に進行していく
3. 箇所の違い :歯周病は歯肉の病気で虫歯は歯の病気。その点は文字からイメージできる
4. 自覚症状の違い :歯周病は歯肉が出血しやすくなる。虫歯は痛みという分かりやすい自覚症状がある
5. 治療方法の違い :歯周病は歯石の除去やプラークコントロール、虫歯は歯を削るのが基本

これら5つのことから、歯周病と虫歯の違いが分かります。
虫歯については症状や治療方法を既に知っているという人も多いでしょうから、
ここでは歯周病に注目してみてください。

痛みを感じない点で歯周病を軽視していた人は、それは間違いだと気付くでしょう。
進行すると歯が抜ける、治療において歯肉の切開が必要なことがある、
いずれも怖さを感じる事実であるとおり、歯周病も虫歯同様に怖い病気なのです。

噛み合わせが悪いことで何か問題はありますか? [2017年07月01日]

大田区池上西馬込駅最寄りの歯医者さん、ヨシダ歯科です。
今回のテーマは「噛み合わせの悪さによって起こる問題」です。
噛み合わせの悪さというのは、虫歯や歯周病に比べて軽視されがちです。
確かに生まれつきの場合もあるため、噛み合わせの悪さを自覚していても仕方なく思う気持ちはあるでしょう。

しかし、噛み合わせの悪さはお口の中だけでなく、身体全体に様々な問題を起こします。
そこで、ここでは噛み合わせの悪さによって起こる問題について説明していきます。
軽視されがちな噛み合わせの悪さですが、症状次第では日常生活に大きな支障をもたらします。

1. 頭痛や肩こりが起こる

身体を動かことで様々な筋肉が影響してきますが、お口の中においてもそれは例外ではありません。
噛む時には噛む筋肉が影響し、それが広頸筋や側頭筋です。
そして、噛み合わせが悪いことでこれらの筋肉が影響を受け、その結果頭痛や肩こりを起こしてしまうのです。
噛み合わせの悪さと頭痛や肩こり…これらは一見何の関係もないように思えますが、

広頸筋は首から肩にかけて繋がっており、側頭筋は顎の関節から頭の横にかけてつながっています。
このため広頸筋が影響を受けることで肩こり、側頭筋が影響を受けることで頭痛を招いてしまうのです。
また、噛み合わせの悪さが原因の頭痛や肩こりは、原因に気付きにくいのが問題です。
仮に頭痛に悩まされているとして、その原因が噛み合わせの悪さにあるとはまず予想できないからです。

2. 虫歯にかかりやすい

噛み合わせが悪い原因として最も多いのが、歯並びの悪さです。
歯並びが悪ければ噛み合わせも悪くなるため、考えてみればこれは当然のことなのかもしれません。
そして、歯並びが悪いと虫歯にかかりやすくなるのです。
と言うのも、歯並びが悪いことで歯を磨きづらくなるからです。

歯並びが悪いことで磨きにくい箇所が必ず出てきますし、そこには常に磨き残しのプラークが溜まります。
歯並びの状態によってはデンタルフロスや歯間ブラシすらうまく使用できなくなるでしょう。
また、本来は噛んだ時に歯と歯があたってプラークが自然にこぼれ落ちますが、 噛み合わせが悪いことで歯と歯があたらず、プラークもこぼれ落ちずに残ってしまう
のです。

3. コンプレックスになる

噛み合わせの悪さがコンプレックスに繋がることもあります。
まず噛み合わせが悪いことで顎の形が不自然になりますし、そうなると顔の輪郭も変形して見えます。
このため、自分の顔に自信が持てなくなってしまうのです。
さらに、噛み合わせが悪いと発音もしづらいため、人と会話するのに躊躇してしまいます。

何度も聞き返されることがあれば、自分の発音に自信が持てなくなってしまうでしょう。
それ以外にも、噛み合わせの悪さの原因が歯並びの悪さにあるとなると、笑顔にも自信が持てなくなります。
人前で会話がしづらくなり、さらに笑顔にも自信が持てなくなる…、
顔の輪郭の歪みも気になって結果的にこれらがコンプレックスになってしまうのです。

4. 歯科治療の精度に影響する

これは歯科医側の問題です。噛み合わせの悪さの原因の主として、歯並びの悪さが関係すると説明しました。
そして、歯並びが悪い患者さんは歯科医も治療がしにくいのです。
正確に言えば、治療自体は可能でも治療の精度に影響するのです。
小さな虫歯などは、歯並びが悪いせいで見逃してしまう可能性がありますからね。

また、歯が不自然な方向に生えていてその歯を治療するとなると、他の歯にダメージを与えかねません。
神経に近い状態になっていれば、治療の際に患者さんが痛みを感じてしまいますし、
歯と歯が重なるような状態になっていれば、無関係の歯を削ってしまうこともあるでしょう。
このように、噛み合わせが悪いことで精密な治療ができなくなってしまうのです。

5. まとめ

いかがでしたか? 最後に、噛み合わせの悪さによって起こる問題についてまとめます。

  1. 頭痛や肩こりが起こる :噛む筋肉の側頭筋と広頸筋が悪影響を受け、頭痛や肩こりが起こる
  2. 虫歯にかかりやすい :歯並びの悪さが原因の場合、
    歯磨きがしづらくて磨き残しが出て虫歯になりやすい
  3. コンプレックスになる :顔の輪郭の変形や発音のしづらさなど、コンプレックスに繋がる
  4. 歯科治療の精度に影響する :歯並びが悪いと治療がしづらくなり、歯科治療の精度が落ちる

これら4つのことから、噛み合わせの悪さによって起こる問題が分かります。
特に注目してほしいのが、噛み合わせの悪さが頭痛や肩こりの要因になるという点です。
頭痛や肩こりに悩まされつつも、その原因が分からないという人は多いのではないでしょうか。

この場合、もしかするとその原因は噛み合わせの悪さにあるのかもしれません。
例え病院にいっても内科医が噛み合わせの悪さに気付くとは思えないですし、
お口の中だけでなく身体の健康のためにも、噛み合わせの悪さは治療して改善すべきです。

妊娠すると歯が弱くなると言いますが、それは本当なのですか? [2017年06月01日]

大田区池上西馬込駅最寄りの歯医者さん、ヨシダ歯科です。
今回のテーマは「妊娠すると歯が弱くなるというのは本当か」です。
「妊娠すると歯が弱くなる」…妊娠を経験した女性の多くがそう言います。

ではなぜ妊娠すると歯が弱くなるのか?歯が弱くなると言う女性にそう聞くと、
多くの女性は「赤ちゃんにカルシウムをとられるから」と答えます。
さて、ここで説明するのはこの事実が本当かどうかです。

1. 赤ちゃんにカルシウムはとられない

お腹の中の赤ちゃんはお母さんから栄養をもらって育っていきますが、
歯からカルシウムととることはないですし、そもそも歯のカルシウムが血液中に溶け出すことはありません。
つまり「赤ちゃんにカルシウム」をとられるという説は全くのデタラメです。

次に歯が弱くなるかについてですが、「歯が弱くなる」というのも表現としては間違っており、
正しくは「虫歯や歯周病にかかりやすくなる」と表現すべきでしょう。
妊娠して歯が弱くなることはないですし、赤ちゃんにカルシウムをとられることもありません。

2. 悪阻でお口の中が不衛生になる

妊娠すると虫歯や歯周病にかかりやすくなるため、その事実から「歯が弱くなる」と連想してしまいがちです。
しかし上記で説明したとおり、妊娠によって歯が弱くなることはありません。
ではなぜ妊娠すると虫歯や歯周病にかかりやすくなるのか?…その原因の1つが悪阻です。
妊娠すると悪阻に悩まされますが、悪阻の嘔吐によってお口の中が不衛生になってしまうのです。

また、悪阻の嘔吐で出る胃液は強酸性であり、これによってお口の中が酸性になって虫歯を招きます。
言ってみれば、悪阻はお口の中を虫歯菌が心地よく感じる環境にしてしまうのです。
虫歯菌にとって心地よい環境になればそれだけ虫歯菌の働きも活発になってしまいます。
さらに悪阻で従来どおりの歯磨きができないことから、虫歯や歯周病予防も不充分になってしまうのです。

3. 唾液の質が変化する

唾液は人それぞれ異なった特徴を持っており、最も虫歯になりにくいのは「サラサラで量が多い唾液」です。
逆に虫歯になりやすいのが「ネバついていて量が少ない唾液」です。
妊娠すると女性ホルモンに変化が起こりますが、その影響で唾液にも変化が起こります。
そして、その変化によって唾液の特徴が「ネバついて量が少ない唾液」になってしまうのです。

そもそも唾液はお口の中を洗浄する役割を持っており、食事の際に唾液の分泌が高まるのはそのせいです。
ネバつくことで細菌を流せなくなり、量が少ないことでお口の中全体に唾液が行き届かなくなる…
どちらも洗浄効果が不充分なことが分かるでしょう。妊娠するとこうした唾液の質に変化してしまうため、
虫歯や歯周病の予防が普段より難しくなるのです。

4. 女性ホルモンが過剰に分泌する

妊娠すると女性ホルモンの分泌が活発になり、場合によっては過剰な分泌を起こします。
そして、このような女性ホルモンの過剰な分泌は歯周病になるリスクを高めるのです。
と言うのも、歯周病菌にはいくつかの種類があり、
中には女性ホルモンをエネルギーとする歯周病菌が存在するからです。

女性ホルモンをエネルギーにする歯周病菌にとって、女性ホルモンの過剰な分泌は願ってもない状態です。
このため歯周病菌の働きが活発化してしまい、それによって歯周病にかかりやすくなってしまうのです。
ちなみに、「男性と女性とでは女性の方が歯周病になりやすい」と聞いたことがある人もいるでしょう。
それは事実であり、こうした妊娠時などに女性ホルモンが過剰に分泌することが理由になっています。

5. ダラダラ食いをしやすくなる

お腹の赤ちゃんが大きくなることで、内臓が押し上げられて胃が圧迫されます。
この状態になると、どうしても少しずつ何度も食べるという食事のスタイルになってしまいます。
胃の圧迫が原因である以上やむを得ないのですが、
こうした食事のスタイルは子供のダラダラ食いとほぼイコールになるのです。

知ってのとおりダラダラ食いは歯の再石灰化が行われにくくなるため、
虫歯にかかりやすくなるとされています。
妊娠するとこうしたダラダラ食いをどうしてもするようになってしまい、
その影響で虫歯になるリスクが高まってしまうのです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、妊娠すると歯が弱くなるというのは本当かについてまとめます。

  1. 赤ちゃんにカルシウムはとられない :「カルシウムをとられる」はウソだが、虫歯や歯周病にはなりやすい
  2. 悪阻でお口の中が不衛生になる :嘔吐によってお口の中で細菌が増殖し、強酸性の胃液で虫歯を招く
  3. 唾液の質が変化する :ネバついて量が少ない唾液の質になり、この質の唾液が虫歯のリスクを高める
  4. 女性ホルモンが過剰に分泌する :歯周病菌のエネルギーになるため、歯周病にかかりやすくなる
  5. ダラダラ食いをしやすくなる :胃の圧迫によってダラダラ食いをしてしまい、虫歯になるリスクを高める

これら5つのことから、妊娠すると歯が弱くなるというのは本当かが分かります。
直接歯が弱まるわけではないですが、これらの理由から虫歯や歯周病になるリスクが高まるのは事実です。
このため、体調が優れている時には歯科医院で検診を受けてください。
さらに悪阻に無理のない範囲で歯磨きをして、少しでも妊娠中の虫歯や歯周病を予防しましょう。

虫歯になりやすいのですが、歯を磨く以外で予防法はないですか? [2017年05月01日]

大田区池上西馬込駅最寄りの歯医者さん、ヨシダ歯科です。
今回のテーマは「歯を磨く以外の虫歯の予防方法」です。
虫歯にはなりやすい人となりにくい人がいて、それは唾液の質の違いなどが理由として挙げられます。

最も、虫歯になりにくい人も歯磨きを疎かにしていては、たちまち虫歯になってしまうでしょう。
また、虫歯になりやすい人は歯磨きだけでは予防は不充分です。
そこで、ここでは歯磨き以外の虫歯の予防方法を説明していきます。

1. デンタルフロスを使用する

正確には歯磨きに含まれますが、多くの人が歯磨き時にブラッシングだけですませています。
さて、ブラッシングだけの場合はお口のプラークの除去率は6割程度であり、
実に4割ものプラークが依然お口の中に残っているのです。

その点、デンタルフロスを使用すればプラークの除去率はさらに2割高まり、
ブラッシングと合わせて8割のプラーク除去率が実現します。
このため歯磨き時には歯ブラシだけでなく、デンタルフロスも使用するようにしましょう。

2. 間食のタイミングに注意する

人間は食事をするとお口の中が酸性に傾き、この時が最も虫歯ができやすい環境になります。
ここで問題になってくるのが間食のタイミングです。
例えば昼食を食べたとすると、その時点でお口の中は酸性に傾きます。

そして食事を終えた後は徐々に中性に戻ってくるわけですが、
中性に戻った頃に間食すれば再びお口の中は酸性になってしまうため、酸性の時間が長くなってしまいます。
それを防ぐためには、間食はできるだけ食事の後すぐのタイミングで考えてください。

3. キシリトールを摂取する

キシリトールが虫歯予防に効果的なことは以前テレビや雑誌でも話題になりました。
これは、キシリトールによって細菌が酸を生産する能力を弱めるからです。
つまり、お口の中を虫歯になりにくい環境にできるのです。

このためキシリトールは積極的に摂取するといいのですが、一つだけ注意点があります。
それは、摂取する際はその食品のキシリトール配合率に注目することです。
最低でも50%以上のものを選ばないと、逆に糖分によって虫歯を招いてしまいます。

4. 定期検診を受ける

歯科医院の定期検診ではお口のクリーニングを行い、虫歯の要因となるプラークや歯石を除去できます。
また、お口の中をチェックするので初期段階の虫歯も発見できるメリットがあるのです。
さらに正しい歯磨き方法を指導してもらえるため、毎日の歯磨きの精度を高めることもできます。

ちなみに、定期検診は虫歯予防だけでなく歯周病予防にも効果的です。
定期検診を受ける目安としては三ヶ月に一度が理想ですが、
それが無理なら半年に一度、どんなに長くても一年に一度は定期検診を受けてください。

5. 矯正治療の検討

矯正治療は費用が高額なため、絶対にやるべきとまでは強くおすすめできません。
しかし、矯正治療によって虫歯になりにくくなることがあるのも事実です。
と言うのも、歯並びが悪ければそれだけ虫歯になるリスクが高くなるからです。

歯並びが悪いことで歯磨きしにくい箇所ができますし、
状態によっては歯科医ですら虫歯を見逃してしまう可能性もなくはないでしょう。
矯正治療で歯並びを改善することは、単に審美性を高めるだけでなく虫歯になるリスクを減少させるのです。

6. 生活習慣を改善する

虫歯は虫歯菌という細菌に感染することで引き起こされますが、
人間が細菌に感染するかどうかはその人の身体の免疫力が大きく関係してきます。
つまり虫歯も風邪と同じで、身体の免疫力が高ければ虫歯菌に侵されにくいのです。

このため、生活習慣を見直して免疫力を高める工夫をしてください。
例えば疲労やストレス…これらは社会人なら誰もが抱える問題ですが、
あまり蓄積させてしまうと免疫力が低下し、風邪だけでなく虫歯も引き起こしやすくなってしまうのです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、歯を磨く以外の虫歯の予防方法についてまとめます。

  1. デンタルフロスを使用する :ブラッシングと合わせることでプラークの除去率が8割まで高まる
  2. 間食のタイミングを考える :食事すると口内が酸性に傾くため、間食は食後すぐのタイミングが理想
  3. キシリトールを摂取する :口内を虫歯になりにくい環境にできる。配合率50%以上のものを選ぶこと
  4. 定期検診を受ける :クリーニングなどによってお口の中を綺麗にでき、初期段階の虫歯も発見できる
  5. 矯正治療の検討 :歯並びが悪いと歯磨きしづらいため、虫歯になるリスクが他の人より高い
  6. 生活習慣を改善する :身体の免疫力低下は体調不良だけでなく、虫歯菌に感染するリスクも高める

これら6つのことから、歯を磨く以外の虫歯の予防方法が分かります。
予防方法をズラリと挙げましたが、正直これらを全て実践するのは難しいでしょう。
そこで、これらの中でも特におすすめの予防方法をチョイスすると、
それは歯科医院の定期検診とデンタルフロスです。
デンタルフロスを使用しつつ定期検診を受けていれば、高い確率で虫歯を予防できます。

治療した歯(かぶせもの等)はまたむし歯になりますか? [2017年04月01日]

大田区池上西馬込駅最寄りの歯医者さん、ヨシダ歯科です。
今回のテーマは「治療した歯がまた虫歯になる可能性」です。
虫歯治療をして被せ物などで処置した歯、その歯はもう虫歯になることはないと思う人もいるでしょう。

しかしそうではなく、治療した歯がまた虫歯になることはあるのです。
これは二次虫歯、もしくは二次カリエスと呼ばれており、決して稀なケースではありません。
実際、成人の虫歯のほとんどが二次虫歯によるものです。

1. 二次虫歯とその要因

虫歯治療した歯が再度虫歯になることを二次虫歯(二次カリエス)と呼びます。
最初に虫歯治療をした際、最終的に詰め物や被せ物で処置しますが、
年数が経つにつれてこれらの接着が弱まり、詰め物や被せ物と歯との間に隙間が生じます。

この隙間に虫歯菌が侵入することで再び虫歯を引き起こし、つまりこれが二次虫歯の要因となります。
また、二次虫歯は何度でも起こるため、人によっては虫歯治療と二次虫歯を繰り返してしまいます。
治療を繰り返して歯を削ることで歯はどんどん失われていく…これが二次虫歯の怖いところです。

2. 二次虫歯は予防が難しい

二次虫歯の厄介なところは、初めての虫歯に比べて予防が難しいことです。
詰め物や被せ物があることで外見上虫歯に気付くのが難しいですし、
最初の虫歯で神経を除去している場合は痛みすら感じないでしょう。

また、二次虫歯が起こるきっかけは詰め物や被せ物と歯との間に隙間が生じることですが、
この隙間を歯ブラシやデンタルフロスで磨くことは困難です。
これらの点から、初めての虫歯よりも二次虫歯の予防の方が難しいのです。
とは言え、予防方法が全くないわけではありません。以下で二次虫歯の予防方法をお伝えします。

3. 治療した歯は丁寧に磨く

虫歯治療した歯が再度虫歯になる可能性がある以上、治療後はその歯を丁寧に磨くことが大切です。
特に治療した箇所と歯との間、この隙間を常に綺麗にする意識を持ちましょう。
確実にプラークを除去するために、プラークチェッカーを使うのもおすすめです。

また、ブラッシングだけでなくデンタルフロスを使うのも効果的です。
歯と歯の間の汚れを除去できますし、
仮に被せ物が合っていない時はデンタルフロスを使用することで違和感にも気付けます。

4. 定期検診に通う

二次虫歯を防ぐ上で欠かせないのが歯科医院で受けられる定期検診です。
そもそも詰め物や被せ物には寿命がありますし、
何らかの原因で詰め物や被せ物に異常があった場合、定期検診を受けることでそれを発見できます。

自分では気付かない詰め物や被せ物の寿命も歯科医なら分かりますし、
何よりお口の状態をチェックするので二次虫歯はもちろん、他の歯の健康状態も確認できます。
定期検診は二次虫歯に限らず、最初の虫歯や歯周病においても大きな予防効果があります。

5. セラミックの詰め物や被せ物を使用する

詰め物や被せ物の素材にセラミックを使用すると、二次虫歯になるリスクを大幅に減らせます。
最も、ほとんどの人はセラミックの詰め物や被せ物に対して審美目的のイメージがあると思います。
確かにそれもありますが、セラミックは詰め物や被せ物の素材として見ても大変優秀です。

まずセラミックはプラークが付着しにくい特徴があるので、金属のものに比べて清潔な状態を維持できます。
さらに歯との接着の相性も良いため、接着が剥がれて隙間が生じるケースが起こりにくいのです。
また、金属に比べて長持ちするのも利点で、扱い次第では10年以上問題なく使用できます。

6. 治療を受ける歯科医院にこだわる

虫歯治療で歯科医院に行く場合、ほとんどの人は何も考えずに近くの歯科医院に行くことがほとんどです。
しかし歯科医院選びにこだわることで、後の二次虫歯のリスクを減らすことができるのです。
例えば、マイクロスコープなどを使用して精度の高い治療を行っている歯科医院を選ぶのもいいですね。

精度の高い治療を行う歯科医院なら、詰め物や被せ物を隙間なくピッタリと入れることが可能ですし、
少なくとも歯科医の技術不足による隙間の発生は防げます。
こうした医療機器導入の有無は、歯科医院のHPで紹介されています。

まとめ


いかがでしたか? 最後に、治療した歯がまた虫歯になる可能性についてまとめます。

  1. 二次虫歯とその要因 :詰め物や被せ物と歯との間に隙間が生じて、そこから虫歯菌が侵入する
  2. 二次虫歯は予防が難しい :詰め物が被せ物で覆われていることで、見た目で虫歯と分かりにくい
  3. 治療した歯は丁寧に磨く :特に治療した箇所と歯との間を丁寧に磨く
  4. 定期検診に通う :詰め物や被せ物の異常や劣化に気付ける
  5. セラミックの詰め物や被せ物を使用する :セラミックはプラークが付着しにくく二次虫歯になりにくい
  6. 治療を受ける歯科医院にこだわる :虫歯治療は精度の高い治療を行う歯科医院を選ぶと良い

これら6つのことから、治療した歯がまた虫歯になる可能性が分かります。
フッ素配合の歯磨き粉が一般化しているためか、近年では虫歯になる人は減少傾向にあります。
しかし、二次虫歯においては依然悩まされる人が多いため、
ここでお伝えした予防方法を全て実践するくらいの警戒が必要です。

歯周病と虫歯の違いって何ですか?2 [2017年03月01日]

大田区池上西馬込駅最寄りの歯医者さん、ヨシダ歯科です。
今回のテーマは「歯周病と虫歯の違い」です。
歯周病と虫歯はどう違うのかを聞かれた時、すんなりと答えられる人は少ないのではないでしょうか。

どちらも予防方法は同じですし、歯科医院で治療が必要という点も同じです。
もちろん歯周病と虫歯は全くの別物なのですが、その違いを知る機会はあまりありません。
そこで、ここではその違いについて分かりやすく解説していきます。

1. 歯周病は歯肉の病気

歯の周囲の病気と書いて歯周病、この文字どおり歯周病は歯の周り…すなわち歯肉の病気です。
歯周病菌に感染することで引き起こされ、症状としては歯肉の腫れや変色が起こります。
さて、「歯周病になると歯が抜ける」と聞いたことがある人が多いと思いますが、
その理由は歯周病がもたらす症状にあります。

歯周病が進行することで徐々に顎の骨が溶かされていきますが、
顎の骨というのは歯を支える役割を持っています。
つまり「顎の骨=歯の支え」であり、支えを失うことは歯を不安定な状態にさせてしまいます。
そうなると歯がグラつくようになり、最終的に抜け落ちてしまうのです。

2. 虫歯は歯の病気

虫に侵された歯と書いて虫歯、歯周病同様に文字で示すなら、虫歯は文字どおり歯の病気です。
虫歯菌に感染することで引き起こされ、症状としては歯が溶かされてしまいます。
虫歯になると歯に穴があくイメージがありますが、
正確には歯が溶かされることで穴があくわけで、これは虫歯菌が出す酸の影響です。

虫歯は治療しない限り進行を続け、どんどん歯の奥に虫歯菌が侵入していきます。
表面のエナメル質、その奥にある象牙質に到達することで私達は痛みを感じますし、
さらに進行すると歯髄、すなわち歯の神経まで虫歯菌に侵されます。
神経を破壊した後も血液や顎の骨に虫歯菌は侵入し、治療しない限り虫歯菌は進行を続けます。

3. 治療方法の違い

歯周病と虫歯は治療方法が全く異なります。
歯周病の場合は口腔内のクリーニングと患者さんによるプラークコントロールが基本です。
初期段階であればそれだけで治すことも可能ですが、
一定以上進行すると歯肉を切開して歯周ポケットの細菌を除去するなどの手術が必要です。

一方虫歯治療ですが、こちらは歯を削って虫歯菌を除去するのが基本です。
削る範囲は虫歯の進行に応じて異なり、進行している場合ほど歯を削る範囲も広くなります。
最終的には詰め物や被せ物で対処しますが、そうした後も再度虫歯になる可能性があるので要注意です。
これを二次虫歯と呼び、実際に成人の虫歯治療のほとんどが二次虫歯によるものです。

4. 自覚症状の違い

歯周病は歯肉の変色や炎症が起こるものの、「痛み」のような明確な自覚症状はありません。
最も、進行すれば歯がグラついてきますし、歯肉の退縮により歯が長くなって見えるようになります。
ただし発生直後はそういった目立つ自覚症状がないため、
知らない間に歯周病になっていたというケースが多く、そのせいで重症化してしまう人も多いのです。

一方虫歯には「痛み」という分かりやすい自覚症状があります。
正確には虫歯が象牙質まで進行すると痛むようになり、大抵の人がこのタイミングで歯科医院に訪れます。
もしここで放置してしまうとさらに神経まで進行し、そうなると痛みは激痛に変化します。
神経が破壊されると痛みを感じなくなるものの、治療しない限り虫歯菌がなくなることはありません。

5. どちらも歯を失う可能性がある

今回のテーマでもある歯周病と虫歯の違いとは趣旨が逸れますが、
これら2つの重大な共通点について触れておきます。それは、どちらも最終的には歯を失うということです。
歯周病は顎の骨が溶かされていき、支えを失った歯がやがて抜け落ちてしまいます。
虫歯も重度な段階にまで進行すれば、その頃には歯は原型を失ってボロボロになっているでしょう。

よく「歯周病と虫歯ではどちらが怖い?」という質問を耳にしますし、
この場合、痛みを感じることのない歯周病は特に軽視されがちです。
しかしそれは大きな間違いで、歯周病と虫歯はどちらも同じくらい怖い病気です。
なぜなら、どちらも進行することで歯を失ってしまうからです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、歯周病と虫歯の違いについてまとめます。

  1. 歯周病は歯肉の病気 :歯周病は歯肉の病気で、歯周病菌に感染することで起こる
  2. 虫歯は歯の病気 :虫歯は歯の病気で、虫歯菌に感染することで起こる
  3. 治療方法の違い :歯周病は口腔内のクリーニング、虫歯は歯を削るのが基本
  4. 自覚症状の違い :歯周病は痛みがなく、虫歯は痛む。この違いから、歯周病は知らない間に進行しやすい
  5. どちらも歯を失う可能性がある :重大な共通点が1つあり、それはどちらも歯を失う可能性があること

これら5つのことから、歯周病と虫歯の違いが分かります。
歯周病と虫歯、これらを引き起こすそれぞれの細菌は、プラークの中に潜んでいます。
つまり、毎日の歯磨きに加えて歯科医院で定期検診を受けて口腔内を綺麗にすることが、
歯周病と虫歯の予防方法になります。

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